探偵社の少女 【文スト】【名探偵コナン】

33話 ページ34

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コナンsaid




約一時間前



『ちょっとだけ時間いい？』



そう言って、Aさんに連れられ、少し離れたところに行った。




「な…なに？」


何かしでかした？いや、今日は特になんもしてないはず…




『君の携帯番号教えて？』



「は？」



いきなり何かと思ったら携帯番号？




それならあそこでしても問題ないだろ。




そう思ったが、


「うん」


と笑顔で頷いておいた。



『よし』



ピロンとメールが来る。



画像？



開くと、ここのホテルの地図のようだ。


ところどころに赤い印が付いている。





「えーと、なぁに？これ。」


すると、真剣な顔をして、




『君を信用して言う。




この赤じるしのどこかに、爆弾がある。』




爆弾！？



どういうことだ。



『私が時間稼ぎをするから、君に解除して欲しいんだ。』




「でも、僕…爆弾なんて。」



子供にできると思ってるのか？



『うん。これは全くの予想だけど、爆弾解除はボタンを押すタイプだと思うんだ。』



ボタン？



『ただ押すだけのもの。』


「もし、そうじゃなかったら？」




彼女はうーん、と言って



『でも確信してるんだ。



もしそうじゃないとしたらそうだな。』




ピロン

ピロン

ピロン




『このうちのどれか。


解除方法は載せてある。』




『じゃあ、あんまり時間をとって怪しまれると怖いし。』



「あ…ちょっと」



『もし終わったら、私に電話をかけてほしい。



よろしく』






一方的に話して、一方的に終わらせられた。




嘘だろ…



そう思いながらも、赤い印のついたところに向かった。




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