167話 ページ34
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「お、その反応はあたりか？」
そう言ってニヤニヤする宇髄さん。
なんかむかつく顔だな。
『違いますよ。てか、誰から聞いたんですか？』
しのぶさん？
この人に言ったら、絶対面倒だってわかってると思うんだけど。
「んあ？伊黒だよ。本人的には、ぽろっと漏らしただけで、重要性がなかったみたいな感じだったけど。」
あー、なるほど。
しのぶさんから蜜璃さん、そっから伊黒さん。
流れが見える。
「にしても、美少年で、優しくて眩しい笑顔ねぇ〜」
『ちょっ、それ。』
なんでお前が知ってんだよ。
「思ってたのと違うわ」
は？なんで？
『逆に、どんな人だと思ってたんですか？』
問い返してみる。
「んー、男らしいやつ？」
なんじゃそりゃ。
『いや、別に。顔じゃ無いですよ。中身が大切ですから。』
「へー、ならあいつも大丈夫か。(ボソッ」
聞こえなかった。
『なんて言いました？』
「いや、こっちの話」
なんかはぐらかされた感じ。
「ま、ピアスは、雛鶴につけてもらえ。」
『ありがとうございます』
最初から、雛鶴さんとこ行っとけばよかった。
そう後悔してももう遅い。
『じゃ、お願いします』
「はいはい」
そう言って、ピアスをつけてくれた。
…正直言って、少し痛かった。
「ところで、さっきの話本当？」
『はい？』
何の話？
「初恋の人」
『ゔ、それ聞くんですか？』
でも、別にこの人ならいいかな。
『ほんとですよ、まぁ、数年も前の話ですけど。』
「へぇー、意外。」
みんな言うよね、意外って。
そんなに恋愛経験なさそうに見える？
「ところで誰なの？」
『え？あー、
鬼殺隊員でしたよ。』
すると、
「それって…」
と言って、目を見開く。
…まぁ、でした、って言ってる時点でわかるだろうけど。
『亡くなりましたよ。4年前に。』
「ごめんなさいね。無神経に聞いちゃって。」
優しい。
『いえいえ全然。過ぎたことですし。』
そこまで気に病む事じゃ無い。
『じゃあまた会いましょう。』
そう言って立ち上がる。
「えぇ、またね」
手を振って見送ってくれた。
さぁ、鍛錬でもするか、そう思って、屋敷へと足を急がせた。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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おはぎ - しのぶさんがすごい←語彙力皆無→師範かっこよすぎ (2020年3月31日 23時) (
レス) id: 8323beb77c (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - ありがとうございます！！これからも頑張ります！！！ (2020年3月31日 18時) (レス) id: bf3d20e8ee (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 「アニメ好きな人集まれ〜！」と言う所の参加者募集しているのでよければ来てくれたらありがたいです。更新頑張ってください！ (2020年3月27日 16時) (レス) id: 84bed9ce63 (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - ありがとうございます( ^ω^ )とても嬉しいです！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年3月19日 17時) (レス) id: 6f722de532 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - この作品とっても好きです！これからも、頑張ってください！o(^-^)o (2020年3月19日 16時) (レス) id: 84bed9ce63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sena | 作成日時：2020年3月5日 22時
