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あれから前にも増して望と行動する事が極端に減った
望は屋敷の人に誘われ過ごすことが増えた
シゲの話し相手になるのは勿論
流星さんと仲良くしてるのも見るし
最近では濱田さんがお気に入りらしく
『濱ちゃん』なんて馴れ馴れしく呼んでる
俺はやる事が無いし
大好きなダンスを踊る場所も無いし
ただプラプラと庭を散歩する事も増えてた
気付いたら薔薇園の方まで来てしまってた
また勘違いされる前に帰ろ…
紫「あ!」
薔薇園から出てきた濱田さんに遭遇した
この前無断で薔薇園に入ろうとした件もあるし
話を聞かれてるんじゃないか
っていう気まずさもあるし
きっと怒られるんやないかと思って
踵を返して屋敷へ向かったけど
後ろから追ってくる濱田さん
濱「ちょっと待ってぇな」
もー!どこまで追ってくんねん
どれだけ早歩きしても
俺より10センチ近く背の高い濱田さんには
敵わんくて、いつの間にか腕を掴まれとった
しょうがないここは覚悟を決めよう
緑「すみませんでした」
紫「へ?!」
何言ってますの?と言わんばかりのとぼけ顔に
俺も思わずつられてしまった
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作者名:MITA | 作成日時:2020年5月11日 16時