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桃「あの！俺が悪いんです！」
ビックリした…
望が俺を庇ったんや
あんなに八つ当たりしてしまってるのに…
桃「俺が濱田さんに薔薇園に入れてくださいって行って、薔薇を貰ったんです。
それを神ちゃんに話したからきっと神ちゃんも薔薇が欲しくなったんちゃうかって」
黄「ふふ…はははは」
青「え、旦那様…」
急に笑いだした旦那様に
驚きを隠せない流星さん
黄「友達を庇うんか…これはええなぁ」
あまりにも必死な望を見て
思わず旦那様が笑った
急に張り詰めた空気が柔らかくなった気がする
黄「望
俺は別に友達を取って食ったりなんかせえへんよ」
桃「え、あ、でも…」
黄「参ったな…照史、俺そんなに怖い顔しとる？」
橙「んー、ちょっとだけな笑」
そこは否定せい！笑
なんて照史さんと冗談を言っている旦那様は
いつもより少し幼く感じた
青「とにかく屋敷の決まりは守ってくださいね！！」
流星さんの発言に相槌を打ち
その場はお開きという事になった
流星さんは俺にお咎めが無かったことが
少し不満みたい
黄「望、後でお茶に付き合ってくれへんか？」
桃「へ？俺ですか?!」
黄「おん、ちょっと話がしたい気分やねん」
望がチラッと俺の方に視線を向けて確認してくるから
「行ってこい」と口パクで伝えて返事をさせた
大丈夫、望は旦那様に気に入られてる
俺は望の友人として
足を引っ張らないように努力するまでや…
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作者名：MITA | 作成日時：2020年5月11日 16時
