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青「旦那様…」
薔薇園の扉は厳重に鍵が掛けられとって開かなかった
決まりを守らなかった俺はバチが当たったのか
タイミング悪く
そこを執事の流星さんに見つかってしまった
規則を重んじる流星さんに連れてこられ
重々しい空気の広間に足を踏み入れた
続々と集まる屋敷の人々
望と目が合ったけど思わず目を逸らした
青「あの、旦那様…？」
さっきから流星さんは
旦那様に発言の催促をしてるんやけど
旦那様は考え事をしてるんかずっと無言のまま…
今すぐ帰れとか言われるんかな…
黄「智洋君…」
怒られるんやなと決心して傾けた耳からは
想像してた物とは違う声が聞こえた
黄「俺は別に薔薇園を独り占めするつもりは無い。
ただ誰にも入って欲しくは無いんや。」
同じ様な意味合いに思えるけど
今の俺には言い返す権利なんてあらへん
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作者名：MITA | 作成日時：2020年5月11日 16時
