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望「あのぉ、照史さんはお手伝いさんなんですか？」
緑「ブフッッ」
アホ！思わずお茶吹き出してしまったやんけ
そういうデリカシーの無い質問は俺がすれば良いのに…
望はあくまでお坊ちゃまで居てくれんと困るねん！
橙「俺はね淳太君…あ、旦那様の事ね。
旦那様の弟謙お手伝いさん。」
桃「あ！弟さんなんすか！
え？でも全然似てないっすよね？」
俺は本日2度目のお茶を吹き出した…
ホントにこいつはデリカシーが無いと言うか
空気が読めんと言うか、素直と言うか…
でもその発言が許されるのが望なんやろうな…
橙「おお！望君凄いな、正解！
弟言うても正確には義弟」
改めてゆっくり紅茶を味わってたら
照史さんからは思わぬ返答が帰ってきた
橙「俺の姉ちゃんの旦那さんが淳太君。
て言うても、俺が初めて淳太君に会ったのは姉ちゃんと結婚して大分経った頃やったし
今更義兄さんなんて呼べんくてな。
やから淳太君って呼んどるんよ」
君付けってのもおかしいかもしれへんけどな…
って呟いた照史さんの笑顔は
さっきまでのにこやかな物ではなく
どこか貼り付けた様な憂いを帯びた微笑みやった
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作者名：MITA | 作成日時：2020年5月11日 16時
