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緑「あー、緊張する」
段々と肌寒さが無くなって初夏の日差しが強くなって来た
重くなったキャリーケースの持ち手を握りしめてた掌がじんわりと汗ばんでく
暑さのせいなのか
それともこれからの事を考えた緊張のせいなのか…
桃「やっぴー神ちゃん！来るん早くない？」
待ち人は俺よりも1回り程大きいキャリーケースをゴロゴロと鳴らしながら歩いてくる
緑「なんか緊張してまって落ち着かんかったから」
桃「かみちゃんらしいな笑」
あっつーなんてTシャツの襟をパタパタしながら
キャリーに腰を下ろすのは友人の望
スラっと伸びた手足に
男の俺でも羨ましいと思う少し幼いけど整った顔
明るい性格で誰からも人気がある男
桃「ちょっと早いけど電車乗る？」
緑「おん、そうしよか」
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作者名：MITA | 作成日時：2020年5月11日 16時
