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？「ようやく来ましたね」
時空の狭間である、黄金色に染まった雷を見て来客者、もとい監査官が呟く。
天空から一点に目掛けて落ちていく霊力をまとったそれは、監査官の前に鋭い音を立てて落ちる。
大きさ様々の刀、六振がこの安土城城下町に到着したのだ。
刀たちが人間の姿へ形を成していくと、男士たちが一番に目に入ったのは、廃れた城下町だった。
人っ子一人見えない店屋、用水路の水は濁っており、雲は錆びた赤銅のようにくすんでいる。
天守閣を望もうとしても、空気の悪そうな色をした霧が邪魔している有様だ。
？「お待ちしておりました」
こんな街の風景に見合わない明るい声色で監査官が男士たちに言う。
？「いい顔をしてますね……余程の覚悟を持ってきたと見受けられます」
そう言って口元を緩める監査官。
蜂「(こんな風情に欠ける街でよくのうのうと笑ってられるな……流石は政府直属の監査官と言ったところだろうか)」
燭「…君は？」
？「あぁ、お会いするのは初めてでしたね。
私は政府から派遣された監査官。今回、あなたたちの働きを評定する者です。」
長いマント、黒い目元のマスク、後ろ手に持つ監査官が振るえるとは思えないほどの大きさの十文字槍。怪しいにも程がある見た目の、女か男か分からない者。
もう少しましな格好はできなかったのかと燭台切が唸る。
？「最初に私から二つほど申したいことがございます。
一つ目に政府の名の下、私めは必ず公平に評価致しますこと。
二つ目に、ここに来たからには逃げ道はないということ。」
蜂「ああ。わかっている」
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黒雪 長谷部信者(プロフ) - 初めまして！ 人間無骨とても、面白かったです^^* (2019年7月8日 0時) (
レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 続編はどこにあるのでしょう！とても気になります！待ってます！ (2019年4月1日 16時) (レス) id: c428feaf44 (このIDを非表示/違反報告)
しおキャラメル - 長可ちゃん！！！！人間無骨！！！！！好きです！ありがとうござます(*≧∀≦*) (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2d0ba07ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望田 | 作成日時：2019年1月26日 18時
