采配 ページ6
シ「おい、先の従者…お前だ。こっちに来い。」
貴「…俺、か？」
シャルルに呼ばれ何事かと近寄ればどうやら雷門イレブンの布陣を考えていたらしい
サッカーなど知るはずもないシャルルからすればこの場合どうすべきが正しいのかと判断した結果、城での出来事を思い出し見事シャルルの思惑を見破ったAに任せることにしたのだという
そして今回のメンバーがAによって発表された
貴「まずキーパーは信助。そして今回DFには霧野先輩の他に黄名子、浜野先輩、速水先輩。MFにはフェイに下がってもらって神童先輩と錦先輩、天馬。FWは京介と輝…このあたりが妥当だと思いますけど、どうですか。」
異論はないのか、それぞれが頷く
京「お前は試合に出ないのか？」
意外そうに剣城が尋ねるも静かに首を横に振る
貴「今回は俺の出る幕じゃない。…この試合はあの人にかかっている。」
勘だけどな、と付け足しくるりと背を向けてはベンチへと向かう
剣城は先ほどの射抜くような見透かしたような、そんな視線が気がかりだった
そして試合が始まった______
一方、イングランド軍の砦に残されたジャンヌはまだ立ち上がれぬままでいた
怯え震える彼女を戦場の黒煙が覆い隠していく
その姿を霧野は見つめることしかできない
拓「今は試合に集中するんだ！」
ジャンヌが心配で気が気でない霧野に喝をいれる
それでも震える背中から目を離すことができずにいた
ジャンヌもなんとか自らを奮い立たせ立ち上がろうとする反面、焦りと恐怖から抜け出せない
ジ「やらなくちゃ、私が…みんなの先頭に立って……！」
しかし事もあろうに目の前で味方の兵が切り捨てられる
突きつけられる戦場の残酷さ、恐ろしさを目の前にへたり込む
既に一点先取されてしまった雷門イレブンはその力の前に沈んでいたが、天馬の一言で再び闘志を燃やす
とはいえ打つ手はない
ワンダバが窮地を脱するべくミキシマックスガンをジャンヌに向けて放つがオーラはまだ足りない
苦戦を強いられるまま敵のパスに翻弄され続ける
そこへ天馬がドリブルで駆け上がるが簡単に止められてしまう
貴「埒があかない…どうするつもりだ監督。」
Aがシャルルに言い終える前に隣から大声が発せられた
シ「待てーい！！ドリブルでもどれ！」
ワケのわからない指示にコートのなかの選手たちも動きが止まる
シ「いいからもどるのだ。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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祟璃 - 終わりですか…？ (2016年11月20日 22時) (
レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
*桜花猫* - とってもいいお話だと思います！更新頑張ってください！！ (2016年8月29日 14時) (レス) id: 477a495dd2 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - 黒薔薇さん» 応援してくれて本当にありがとうございます…！今はあまり更新できませんがそのうち話を追加していく予定です。まっていてくれて本当にありがとうございます。これからも頑張ります！ (2016年7月3日 23時) (レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇 - お気に入り外してなくて良かった…!! 続編おめでとうございます。ずっと待ってましたよ。頑張ってください。 (2016年5月21日 22時) (レス) id: 543116ff27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年2月26日 0時
