＊番外編＊ ページ2
とりあえず肩ならしということで一度番外編を挟みます。
あしからず…
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これは雷門中のグラウンドでいつも通りの練習が終わったあとの話
片付けを終えて今は更衣室でユニフォームから制服へと着替えている
そんな何でもない至って平凡な時間が過ぎようとしていたときだった
松「ねえA！見て見て！！」
相変わらず元気な天馬の声が響くもののその声は特定の人物にかけられたものであり、その呼ばれた本人はといえば全く正反対の静かな反応を示すのみだった
貴「なんだよ、どうした？」
松「これ、ここ読んでみて！」
既に雷門中の制服に着替え終えた天馬は手にしたスマホの画面を、隣で荷物を纏めるAに見せる
目の前にかざされた画面の文字を目で追っているうちに自然と手の動きは止まる
貴「……で、これがどうした。」
松「剣城にやってみなよ！」
スマホの画面に表示されたものを読み終えたのだろう、画面から目を離し再び荷物を整理する手を動かし始めれば興味なさげに小さく息を吐いた
しかし天馬はといえば、なんともまあノリ気な顔で剣城には聞こえないよう配慮してか声を小にして提案する
貴「あほらし…だいたい、こんなことで揺らぐような奴じゃないだろ。」
松「えー、わかんないじゃん。案外そういうのに弱いかもしれないよ？」
それにいつもと違うかおが見れるかもしれないし
そう付け足してAに両手を合わせながらお願い、と頼み込む
確かにAとしても剣城の違う一面を見ることができるというのは大きなメリットであった
それでも内容が内容なだけに承諾するか否か、暫く悩んでいたがついに決心したのかその首を縦に振った
その答えに天馬の瞳は瞬く間に輝きはじめる
かくして2人だけの秘密の作戦(？)が決行されようとしていた
ラッキーカラー
あずきいろ
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祟璃 - 終わりですか…？ (2016年11月20日 22時) (
レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
*桜花猫* - とってもいいお話だと思います！更新頑張ってください！！ (2016年8月29日 14時) (レス) id: 477a495dd2 (このIDを非表示/違反報告)
羅琉迦(プロフ) - 黒薔薇さん» 応援してくれて本当にありがとうございます…！今はあまり更新できませんがそのうち話を追加していく予定です。まっていてくれて本当にありがとうございます。これからも頑張ります！ (2016年7月3日 23時) (レス) id: e77445351c (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇 - お気に入り外してなくて良かった…!! 続編おめでとうございます。ずっと待ってましたよ。頑張ってください。 (2016年5月21日 22時) (レス) id: 543116ff27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅琉迦 | 作成日時：2016年2月26日 0時
