断ろう大作戦 ページ8
「シャオロン、お前は素晴らしく優秀な悪魔だ」
アメリ会長が俺に手を差し伸べる。嗚呼…やっと俺も生徒会に…！
「お前のような人材を求めていた。…さあ…」
「我々とともに…」
ワクワクが止まらない。これから、どんなことが起こるのかが…
アメリ会長の隣に立つことができる…！！
「この悪魔学校を支配しようではないか！！」
「ハイ！喜んで…」
「ってするかボケ！！！！」ボケェボケェボケェ…
俺は叫んだ。だが…
顔を上げると、シーンとする教室。みんなが困った顔で俺を見ている。
ん？待て…？？ゆ、夢落ちィ…！？！？
「あーあ、やっちったなシャオちゃん」
「A…？…てか、ゆっ…夢！？」
「シャオロン…」
ブルシェンコ先生に低い声が響く。あ、これってヤバ…
「よく眠れたようだね…」
ブルシェンコ先生からゴゴゴ…というオーラの音(？)が聞こえた。
…俺は詰んだかもしれない。
「…アッ えと…いやあの…」
「ハイ…おはようゴザイマス…」
ギャースギャースという音が聞こえる中、俺は絶望していた。
「断ろう！！」
「ぼくはいねむりをしましたゴメンナサイ。」という看板をぶら下げながら
言うシャオちゃん。…見事に居眠りをかました。
「…何を？」
「え？大先生昨日の今日でもう忘れたですかァ！？」
嫌味(？)っぽく言う。
そう…悪魔学校新入生のシャオロンとウツ、Aは憧れの生徒会へ
入るつもりが(Aは別にだが)なぜか「我々師団」という怪しい謎の組織へ
入団させられてしまったのであった…
「今ならまだ間に合う！もっかいあの師団室に行って！入団の取り消しを…」
「あー…じゃあシャオロンとAちゃん、ついでに僕の分も断ってきて♡」
シャオちゃんが取り消ししようと言うが、大先生は私たちに言ってきてーと言う。
「「…ア？」」
なぜか知らんがシャオちゃんと私の声が重なる。
すると、シャオちゃんが
「なんでやねん、お前も来いや」
「そ〜だぞ〜！！人任せは卑怯だゾ〜！！！」
と言ったので私も加勢した。…どうせ女との約束なんだよな…((((
「いや〜今日はこの後ケイシーちゃんと予定が…」
「また女か！ええ加減にせえよお前！！」
「そーだよー！いつかバレたら「クズ」って言われるよー！？」
ケイシーちゃん…話しかけてみようかな…()確か大先生のガールフレンドって
48人だったような…？
「うっさいわ！僕には48人ものガールフレンドがおるんやぞ！お前と違って忙しいの！！」
「…じゃそーいうワケでよろしく♡」
「「コイツ…」」
ホントに救えねぇ！！
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作者名：mano | 作成日時：2023年11月4日 17時
