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成亮side
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にこにこと見つめてくる貴久の手には、小さな手に不釣り合いな大きな丸いおにぎりが乗っていた。
｢上手に出来たね。じゃあ祐也起こしに行ってくれる？｣
貴｢はーい！｣
うん、我が弟ながら良い子だ。
たぶん、何かを頼まれるのが嬉しいんだろう。俺にもあったな。手伝いが好きだった時期。
貴久が祐也を起こしに行ってくれてる間に急いで残りのおにぎりを作る。自分用と兄貴のは普通のサイズ。貴久には1口サイズのほんとに小さなおにぎりを4つ。
全部食べてくれれば上出来だ。まぁ、食べて3つってとこかな？つまり、3口。
朝は特に食べたがらないからあまり多く作っても逆効果なんだ。少なくしておいて、これだけでいいからって言うと渋々食べてくれるから。
兄貴と一緒に朝ごはんをテーブルに運んで準備をしていると祐也たちが降りてきた。
祐｢おはよ〜｣
｢おはよ。あれ？貴久また抱っこしてもらってるの？｣
祐｢起きた瞬間引っ付いてきたよ笑｣
貴｢んふふ、｣
なに、可愛い。今日は甘えたさんなんだ。いや、いつもなんだけど、今日はよっぽど機嫌がいいのかな？
体調悪い時も甘えてくるから正直見分けるのが難しい。
まぁ今日は兄貴からOKが出てるし、大丈夫だろう。
慶｢よし、揃ったね！じゃあ食べよ〜｣
兄貴の掛け声でみんな席に着き、いただきますをする。
貴｢ゆうにぃのはおれが作ったの！｣
祐｢えーまじで？上手いじゃん！デカくね？笑｣
貴｢いっぱい食べるでしょ？｣
祐｢貴久が作ってくれたんだからいくらでも食えるぞー！ほら、貴久も食べな？｣
貴｢んー…｣
｢んーじゃないよ、ほら、成兄が作ったから食べよ｣
貴｢けいにぃ....｣
慶｢兄ちゃんが食べさせてあげるから！あーん、｣
貴｢あー…｣
｢どう？｣
貴 ｢しげにぃのおにぎり美味しい〜｣
｢ははっ、良かった｣
慶｢ごっくんできた？次は何味かなー？｣
貴｢あー……、んっと、こんぶだ！｣
祐｢ねぇ、俺のこんなでっかいのに梅干し1つ！笑｣
貴｢んふふ、ゆうにぃうめぼし好きでしょ？｣
祐｢好きだけどさ、もう1個くらい入れてよ〜｣
貴｢じゃあ、こんどは2つね！｣
慶｢ほらほら貴久、食べよ？遅れるよ｣
貴｢えぇー、｣
｢もうお腹いっぱいなの？｣
貴｢んん....｣
慶｢んー…じゃあ給食はちゃんと食べるんだよ？よし、お薬飲も！｣
貴｢はぁい｣
こんな感じで、朝はいつもバタバタな小山家です笑
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貴虎(プロフ) - ももかんさん» ありがとうございます！頑張りますー！ (2020年8月29日 20時) (
レス) id: df5a307335 (このIDを非表示/違反報告)
ももかん(プロフ) - 新しいシリーズも続きが楽しみです。まだまだ暑い日が続いてますが、体調に気をつけて下さい。どちらのシリーズも更新 待ってます。 (2020年8月29日 20時) (レス) id: 4d66bdfd8c (このIDを非表示/違反報告)
貴虎(プロフ) - ましゅさん» わ、ありがとうございます！！のろのろ更新になるかと思いますが、頑張ります〜！ (2020年8月27日 19時) (レス) id: df5a307335 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 新しいお話とっても楽しみです！！更新頑張ってください( ´ ` ) (2020年8月27日 19時) (レス) id: a031859ea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴虎 | 作成日時：2020年8月27日 14時
