いつもの朝 ページ8
成亮side
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｢ふわぁ〜｣
いつも通りアラームを止めて大きく伸びをする。
さて、朝ごはん作るか。
兄弟の中だと俺が一番早起きだから廊下を静かに歩く。まぁ、兄貴はシフトによって起きる時間が違うから俺の方が遅い時もあるけどね。
元々朝ごはんはパンだったんだけど、貴久が生まれてからはずっとご飯。おにぎりとか、雑炊、野菜スープ。食べやすそうなものを作ってる。
少しでも、一口でも多く食べて欲しくて、いつも栄養たっぷりのご飯を考えてるんだ。
慶｢おはよう成亮。今日もはやいね〜｣
｢おはよ。貴久もう起こす？｣
慶｢ん？どした？｣
｢今日は朝ごはん手伝ってもらおうかなって｣
慶｢あぁ、なるほどね。手伝いした日は食べてくれること多いもんね｣
ご飯作る準備をしていたら兄貴が起きてきた。兄貴がいる時は貴久を起こしてもらって、そのまま朝の体調チェックをする。
ちなみに、そこで兄貴からのOKが出なければ貴久は学校へは行けない。
しばらくして兄貴に抱っこされて降りてきたのは俺の可愛い弟の貴久。
｢あれ？体調悪い？｣
慶｢んー、ギリ許容範囲かな｣
｢そっか、良かった。貴久おはよう？｣
貴｢しげにぃおはよ、だっこして｣
｢成兄いまからご飯作るから後でな。貴久も手伝ってくれる？｣
貴｢いいよ！｣
｢お、ありがとう。じゃあ顔洗っておいで｣
俺がそう言うと、兄貴に抱っこされたまま洗面所へと消えていった。
貴｢しげにぃ〜！顔洗った！きょうはなに？｣
｢今日はね、おにぎりにしようかなーって。貴久は祐也の分作ってくれる？｣
貴｢ゆうにぃおっきいの食べるかな？｣
｢一番大きいやつ作ろうか｣
貴｢うん！｣
火傷しない程度に冷ましたご飯を貴久の両手に乗っけてやる。大きいのって言っても貴久の手ちっちゃいからそんな大きくならないんだけどね笑
｢中なに入れよっか？｣
貴｢ゆうにぃのは、しげにぃが作ったうめぼし入れる！｣
｢じゃあ梅干しにしようね｣
祐也は俺の漬けた梅干しが好きみたいでよく食べてくれる。それを貴久も知っていて、祐也の好物は俺の漬けた梅干しだと思ってる。
小さな手で大きなおにぎりを作る貴久が可愛くて、思わず手を止めて見つめてしまう。
一生懸命すぎて眉間にシワ寄ってるし笑
ちょっとご飯の量多すぎたかな？さっきからボロボロこぼれてるんだよなぁ〜
貴｢できたぁ！｣
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貴虎(プロフ) - ももかんさん» ありがとうございます！頑張りますー！ (2020年8月29日 20時) (
レス) id: df5a307335 (このIDを非表示/違反報告)
ももかん(プロフ) - 新しいシリーズも続きが楽しみです。まだまだ暑い日が続いてますが、体調に気をつけて下さい。どちらのシリーズも更新 待ってます。 (2020年8月29日 20時) (レス) id: 4d66bdfd8c (このIDを非表示/違反報告)
貴虎(プロフ) - ましゅさん» わ、ありがとうございます！！のろのろ更新になるかと思いますが、頑張ります〜！ (2020年8月27日 19時) (レス) id: df5a307335 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 新しいお話とっても楽しみです！！更新頑張ってください( ´ ` ) (2020年8月27日 19時) (レス) id: a031859ea5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴虎 | 作成日時：2020年8月27日 14時
