愛おしい日々-番外編- (ページ6)

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しげちゃ、おめと！ページ6

手越side

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ケーキを買いに行ってくれたけーちゃんが帰ってきてから一緒に残りの準備を済ませる
あとは、ご飯だけ

今日はデリバリーしようってなってるから、そろそろ頼んでもいいかな？

自分たちが食べたいものを一通り頼んで、テーブルも準備が済んだ頃、執筆をしていたシゲが部屋から降りてきた

｢ごめん、思ったより遅くなった。すぐご飯準備する…え、なにこれ？｣

｢今日はご飯頼んだから大丈夫！ほら、主役なんだからゆっくりしてなさい｣

｢え？…あー、そっか。ありがと｣

自分が誕生日だってこと忘れてたみたいで
一瞬不思議そうな顔をしたけど、飾り付けを見て納得したみたいだった

それからすぐにご飯が届いてテーブルに並んだ
たかも嬉しそうにあれこれ注文してくる笑

主役のはずのシゲが一番食べさせてあげてる
でもまぁシゲも嬉しそうだし、いっか！

デリバリーだったから片付けも楽で、すぐにケーキの準備が出来た

｢しげちゃ、ふー｣

｢ふーっ｣

｢おめでとーう！｣

｢おめでとう！｣

｢しげちゃ、おめと！｣

｢ありがとう｣

たかはポケットをゴソゴソすると、何かを取りだした
あ、あれ今日作ってた折り紙だ

｢しげちゃ！｣

｢ん？くれるの？たか、ありがとう｣

｢ふふふ｣

たかは照れたように笑うと、そのままシゲに両手を伸ばした
シゲも嬉しそうに笑いながらたかを自分の膝に乗せる

すると、たかがぎゅっとシゲに抱きついた

｢しげちゃ、だいすきっ！｣

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