愛おしい日々-番外編- (ページ2)

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たいせつな、ページ2

加藤side

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｢いっただっきまーす！｣

手越の元気な掛け声でみんなが食べ始める

たかは沢山並んでいる料理を見てキラキラと目を輝かせている

｢たか、どれ食べる？｣

｢えっと、えっと…｣

｢シゲちゃんのお料理、全部美味しそうだから迷っちゃうよねぇ～？｣

そういう小山は料理を満遍なく取り皿に入れると、ガツガツと食べ始めた

...全然迷ってねぇじゃん笑

｢ほら、好きなだけ食べていいから｣

｢たか、これ！｣

嬉しそうに指差す料理を近い人が取って食べさせる

大きな口を開けて待ってるたかは雛鳥みたいで可愛い

みんなそれぞれが自分のご飯を食べつつ、たかにも食べさせていき、あっという間に無くなった

いやぁ、嬉しい
これだけ食べてくれると作りがいがある

今日はちゃんとケーキまで食べられるように、料理の種類は多くしたけど一つずつの量は少なくした

それが正解だったのか、たかはまだ物足りなさそうにしている

｢たか、今日はね、ケーキがあるんだ。食べる？｣

｢けーき...たべる！｣

｢ははっ、じゃあみんなで食べような｣

小山がたかの相手をしてくれてるうちに食器を片付け、手越はケーキの準備をしてくれている

｢はーい、たかお待たせ～｣

｢けーき！…にこ？｣

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