【夏目友人帳】スウィーツより甘いキスを君に。【夏目貴志】

捌 ページ9

夏目君と別れて家に帰ると



「睦月…？」


今までにないくらい怖い顔をした睦月がいた



睦月「Aはあの男が好きなのか？」


「…え？」


睦月「好きなのかと聞いてるんだ。」


「それは…わかんない。」



睦月「わかんない…？あんなに楽しそうに話しててか…？」



「睦月…貴方一体何が言いたいの？」



睦月「俺はお前が好きだ。」



突然の告白



「え……？？」



頭が追い付かない




「でも、睦月は妖…」


睦月「分かってるって、んな事くれぇ。でも、好きになっちまった。」



「……。」


睦月「夏目にこの前、昨日の夜誰といたって聞かれてたよな。」


そういえば、そうだな。



睦月「お前はあん時、”友達”といたって言った。」



「っ…！」


睦月「なあ、俺じゃ駄目か？」


こんな消え入りそうな睦月、始めてみた



「でもっ……」


睦月「………わりぃ。お前を困らせるだけみてぇだな。今の話なかったことにしてくれ(ﾆｶ」

睦月…

「ううん、嫌だ」


睦月「なんで！？」


「睦月が勇気を出して言ってくれた想いをなかったことにしたくない(ﾆｺ」


想いを伝えてくれてありがとう。



嬉しかった。


睦月とは“友達”でいたい



妖の友人


私の大切な＿＿＿＿＿




ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


夏目ｓｉｄｅ



「ふぁ〜。行ってきまーす。」



夏祭りの翌日


また皐月が家の前で待っていた。



皐月「おはよう(ﾆｺ」


「ああ//おはよう//」



皐月「今日はお楽しみ会だっけ。何するのかな。」



「さあな…笹田の事だ。なにか考えていそうだよな。」



うちの学校は年に一度、お楽しみ会がある。


映画を見に行ったり、自由時間だったり


好きなことができる。



皐月「楽しみ…」



「フッ…そうだな。」


いつも通りの、穏やかな登校時間





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



笹田「はーい、いいですかー！」


今から発表される…

どこにいくんだろうか


はじめてだし、少し楽しみだな



笹田「うちのクラスは…プールです！！」


「「「「うおおおおお！！」」」」



男子から歓声が上がる

女子は、水着の事を気にしている様子



皐月は女子と話ながら、楽しそうに笑っていた



あ、目があった


皐月はすぐに目をそらしてしまった。


笹田「はいはい！！静かにー！！」


笹田の一喝でクラスは静まる。

廐→←隲

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す