青春 love story (ページ4)

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kai said

周りよりもすこし大人びた彼女は入学当時から有名人だった

"すごく大人な子がいる"

"美人だ"

"完璧少女だ"

"年上の彼氏がいるらしい"

でも、いい噂ばかりではなかった

"男遊びが激しい"

"裏表がある"

散々なことを言われてきたらしい。

風の噂で彼女はダンス経験者らしい。ということで、佑亮の幼馴染がAちゃんの仲がいいということで連れ込んでもらった、一番の理由は廃部の危機を乗り越えたかった。

海「Aちゃんはいつダンスやめたの？」

『中学入ってすぐぐらいです。』

祐基「どうして踊るのやめちゃったの？」

『踊る理由がなくなったからですかね』

すこし引っかかったが、この理由を掘り下げるのはもう少し先になりそう。

それからいろいろ話をして少しだけダンスの練習をすることになった。

ダンス部の中でも一番上手な祐基が付きっきりで教えているが、覚えが早く、動きもしなやかで見とれてしまうようなダンスだった。