第13話 ページ17
向かうと、捏島君はお土産グッズをジッと見つめていた。
『捏島君ー...』
kn「...あ、はい！どうしました？」
『さっき探索してたら、"室内ルームの鍵"を見つけたよ』
kn「あ、マジッすか！？すいません、俺なんも見つけてないです...」
『あ、いいよ別に。なんだか楽しそうだったし』
そう言うと、捏島君は少し考える素振りを見せた。
そしてなんだか決心したような顔でこちらに話しかけてきた。
kn「あの、Aさん...俺...」
？「おーい、ここでなにしとるんー？」
突然、後ろから声をかけられた。
捏島君の顔は、酷く焦りを見せている。
まさか...。
？「あれぇ？なんか違うヤツも混ざっとるんやん」
鬱君たちの言っていた鬼の面を着けたヤツ...？
kn「...Aさん！」
捏島君の大きな声で、停止していた思考が動き出す。
咄嗟に振り返り、自分の手に持っていたスマホのカメラのフラッシュを後ろにいるヤツに焚いた。
ヤツは突然のことに驚いたのか、体制を崩した。
よく見ると、確かに手には刀を持っていた。
『ッ逃げるよ捏島君！』
ガシッと捏島君の手を掴み、お土産屋さんから出る。
確か、アイツは隠れればすぐに見失うとか希君が言っていた。
とにかく走って隠れる場所を探す。
目に入ったのは、メリーゴーランドの運転室だった。(※スタッフさんが乗り物を動かすときに入るやつ)
運転室に入り、背を屈めうずくまる。
心臓のドキドキが止まらない。聞こえていないかと心配になる。
刀、初めて見た。
ドラマで見る限りには、カッコいい、自分の手で握ってみたいだなんて思ったけれど、実際に見ると
とんでもなく怖い。
？「どこやー？どこに逃げたーん？」
少なくとも、アイツは罪悪感などもないようで、楽しそうな声色で声を張り上げている。
どんどん声は遠ざかっていった。
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壊(プロフ) - 続きはどこですかね？ (4月4日 9時) (
レス) @page24 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
mikazuki(プロフ) - ほしよぞらせいさん» コメントありがとうございます。面白いといっていただけてよかったです。更新頑張ります！ (11月29日 17時) (レス) id: 303456bd13 (このIDを非表示/違反報告)
ほしよぞらせい - 初コメ失礼致します、面白かったです！更新されるのを楽しみに待っています！ (11月28日 21時) (レス) id: 3ab3001d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mikazuki | 作成日時：2023年11月15日 18時
