御出口はずっと先《８番出口》 (ページ3)

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２番目の出口ページ3

一旦頭を整理するために、深呼吸をする。

うん、もう大丈夫。

私は帰るんだ。なにがあろうと。

そう決心して、通路の角を曲がる。

すぐにこの異変は分かった。サラリーマンが大きくなっていたのだ。

私は急いで引き返す。

あの人も、異変の一つだったんだ。

私と一緒の巻き込まれた人じゃなかったのか、と思ってしまった。

でも私は帰るんだ。他人に気をかけている暇などない。

そうして通路の角を曲がる。

すると、1番出口から２番出口に変わっていた。

よし、この調子で...。

そうして通路の角を曲がる。

見ると、なにも異変は見えない。

確か、この場合はこのまま進む...だったはず。

少し緊張しながら通路の角を曲がると、２番出口から３番出口に変わっていた。

よしよしよし！いい調子だ！もう一発でいけるんじゃないか？

と思えるくらいに、先程の不安など吹き飛んでしまっていた。

通路の角を曲がる。今回も、特に異変は見当たらない。

よし、またこのまま進んでしまおう。

そう思って、足を進めて通路の角を曲がると、

３番出口から、０番出口になっていた。

...は？

え？なんで？

思わずそう思ってしまった。そうして、あの紙には間違えてしまったらどうなるのかは書かれていなかった。

もしかして、間違えると最初(0番)からになる...？

最初からになってしまうと言うのなら、先程以上に気をつけて異変を探さなければいけなくなる。

プレッシャーというものがかかるようになるのだろう。

本当に私、ここから(地下通路)出られるのかな...。