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ずっと黙っていた私が声を発したのに 驚いたのだろう。ユタカの肩を掴んで ぺらぺらと話していた紅野は、言葉を止めて じっとこちらを見ていた。
私はその目をじっと見つめ返すと、いつもの へらりとした笑顔を向けられる。
｢ 彼女ちゃんも 結構熱い系?
それとも ただ俺らから離れたいだけ? ｣
｢ 約束は守るタイプだから、私 ｣
｢ そうは見えないけどな〜 ｣
ふふ、と笑ってみせた紅野は ユタカから手を離して 勝手にすれば〜??とユタカに背を向ける。
ユタカは、やってやる!!と言葉を落として玄関へと向かっていった。
私はその後を 慌てて追うようにユタカについて行くと、後ろから ねぇねぇ彼女ちゃん、と緩い声が私を呼ぶ。
｢ なに? ｣
｢ じゃー、またね。約束 ｣
ひらり、と軽く手を振ったそいつは、
私がまたここに帰ってくるとは全く思っていなそうだった。
ただ、約束を守るタイプ と言った私に、
またね、と言ってから “約束”という言葉を付け足したのがやけに気になる。
｢ …却下 ｣
｢ んも〜、冷たいなぁ ｣
最後に言葉を落として玄関を出た後ろから、
ユタカちゃーん！必ず 彼女ちゃんと一緒に帰ってくるんだよー!! と有り得るはずのないことを叫ぶ紅野の声が聞こえた。
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｢ …なんか、色々悪かったな ｣
｢ え? ｣
やっとのこと紅野達から離れられ、そのタイマン場所(？)へと向かっている最中。
黙々と歩いていたそいつが ちらりと後ろをついていく私を振り返ってから 小さい声でそう言った。
いきなりのことで 首を傾げてみせると、関係ねぇのに巻き込んじまって、と眉を下げる。
｢ ただあの三橋って奴と一緒にいただけなのによ ｣
｢ …ユタカってやっぱ馬鹿なんだね ｣
｢ んだよいきなり!? ｣
てっきり、私のことはみんなが気がついていると思ったけれど 勘違いだったらしい。
言われてみれば、紅野は三人が帰ってきてからは 私のことを相変わらず“彼女ちゃん”と呼んでいたっけ。
｢ 俺はただ、女を盾にして喧嘩やるとかそういうのが許せねぇってだけだ!! ｣
｢ その盾にしてた女が 探し求めてた奴だとしても? ｣
｢ は…?? ｣
何を言っているかわからない、とでも言いたげな顔で立ち止まってこちらをじっと見るユタカを追い抜いて 歩みをとめないまま、私は言った。
｢ 私が、あんた達が探してた A、だけど ｣
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零生(プロフ) - 看板さん» ありがとうございます! 体調に気をつけてゆっくりですが更新していきます。三橋大好き派のお仲間嬉しいです!!笑 (2019年1月18日 7時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
看板 - いつも更新楽しみにしてます!これからも更新頑張ってくださいね。でも、くれぐれも体を大切にしてください。私も三橋大好き派なので! (2019年1月17日 21時) (レス) id: 50ee7e3d77 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - pv8OQI9Q1ZhagH7さん» ありがとうございます！私も三橋さん大好きなのでお仲間としてキュンキュンをお届け出来てるようで嬉しいです!!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 少しづつでも更新嬉しいです！三橋大好き派としてはとてもキュンキュンします！もう好きです！ (2019年1月16日 17時) (レス) id: 3430b5c3e7 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 虚無子さん» ありがとうございます! 以前よりはゆっくりになってはしまいますが、がんばって更新していきたいと思います! 良ければこれからもよろしくお願いします! (2019年1月9日 15時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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