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Side.M
ーーーAを探し回って数十分。商店街あたりを走っていると、開久の野郎がぐったりと壁にもたれて座り込んでいるのが目に入る。
伊藤と慌てて駆け寄ると、その野郎は血塗れでその上 服の上にはペンチと恐らくペンチを使って抜いたのであろう数本の歯が置いてあり、思わず 顔を顰めた。
( ーー容赦ねぇな、あいつら。)
こんなスプラッタな事が、Aの目の前で行われたと思うと 限界に達したと思っていた怒りがまだまだ湧いてくる。
後ろの壁には、“邪魔するな。俺達の目的は三橋と伊藤だ”と書かれていて。
｢ …あいつら、Aの事分かってんのか… ｣
｢ どういうことだ? ｣
｢ …いや、なんでもねぇ。それより 救急車でも呼んでやろうぜ、やべぇぞこいつ ｣
｢ だな ｣
よく分かってない伊藤に説明はしなくてもいいだろうが、壁を睨みつけながら俺は思う。
東京から来た野郎達は確か、俺と伊藤とAを探していた。なのに、突然Aはやめて俺ら二人だけが目的だ、なんて書くのは普通おかしい。
…あの俺の背中を蹴ったやつは、どうやら頭が切れるように見えたし。Aが名乗らなかったとしても、バレてしまったのかもしれない。
( ーーーとなると、本格的にやべぇな… )
人質として連れて行かれたなら、俺らが大人しくあいつらの前に出て行きゃAは傷付けられないだろうが、捕まえてる奴が目的の奴だったとなれば話は違う。
女だからといって容赦ねぇのは、先程Aに手を出していたので確認済みだ。下手すりゃ既に…
｢ おい ｣
｢ うおっ!!? ｣
一人で悶々と考えていると、後ろから突如投げられた声。驚いて振り向くと、そこには 開久の野郎たちがずらりと並んでいて、その真ん中に立つのはトップの片桐と相良だ。
どうなってんだこれは、と片桐の視線の先には 血塗れの開久の野郎が一人。
…あれ待ってもしかして これ俺ら疑われてる?
｢ ちがっ、違いますー。俺らじゃありませんー!!
だってほら、ここ、ここに俺と伊藤が目的って書いてある〜〜〜!! ｣
｢ それぐらい見りゃ 分かんだよ!!
まァ、この前も お前と伊藤に俺らの下っ端がペコンペコンに料理されちまったから、ほんと言うと今すぐにテメェらをボコボコにしてぇとこ… ｣
｢ 落ち着け、相良。
…おい テメェら、とりあえずこの件は俺らに譲れ ｣
｢ …あ? ｣
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零生(プロフ) - 看板さん» ありがとうございます! 体調に気をつけてゆっくりですが更新していきます。三橋大好き派のお仲間嬉しいです!!笑 (2019年1月18日 7時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
看板 - いつも更新楽しみにしてます!これからも更新頑張ってくださいね。でも、くれぐれも体を大切にしてください。私も三橋大好き派なので! (2019年1月17日 21時) (レス) id: 50ee7e3d77 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - pv8OQI9Q1ZhagH7さん» ありがとうございます！私も三橋さん大好きなのでお仲間としてキュンキュンをお届け出来てるようで嬉しいです!!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 少しづつでも更新嬉しいです！三橋大好き派としてはとてもキュンキュンします！もう好きです！ (2019年1月16日 17時) (レス) id: 3430b5c3e7 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 虚無子さん» ありがとうございます! 以前よりはゆっくりになってはしまいますが、がんばって更新していきたいと思います! 良ければこれからもよろしくお願いします! (2019年1月9日 15時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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