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｢ …む？ ｣
重たい瞼をそっと上げると、そよそよと風に揺られた木々の葉から射し込んだ光が視界へと入ってくる。
ゆっくりと起き上がると、そこは公園で 驚いてきょろきょろと辺りを見回す。
すると、近くにいたのは 心配そうにこちらを見ていた 伊藤と理子、そして青蘭女子の二人。
( ーー当たり前だが、Aはいねぇよな… )
俺はしゅたっと立ち上がり、大丈夫なの三ちゃん!? と詰め寄ってくる理子に、大丈夫大丈夫と言いながら変な踊りを踊ってみせた。
若干引き気味で、確かに元気そうだけど…と言った理子は、すぐに はっと表情を変える。
｢ 三ちゃんが道で倒れてた所を京ちゃんと明美ちゃんがここまでつれて来てくれたらしいの。それで、わざわざ駅まで言いに来てくれて… ｣
｢ それはそれは…綺麗なお二人に手を煩わせてしまうなんて、なんとお礼をしたらいいのか ｣
｢ あ、いえ。ちょうど通りかかった軟高のツッパリに頼んだんで平気っす ｣
｢ 私と明美はすぐに 理子さん探しに行ったので ｣
その時に、伊藤さんと運命的に会ったんだよねー?? と可愛く首を傾げる京子ちゃん。
んねー?? と同じく首を傾げてみせた伊藤だったが、珍しくすぐに真面目な顔に戻って｢んで三橋、｣と俺の名前を呼ぶ。
｢ 何があったんだよ ｣
｢ …あー、ちょっとな ｣
すぐに頭を回転させた俺は、車と衝突して、と適当な嘘をつく。女子三人はめちゃくちゃ驚いて心配してくれたが、なんとか騙しきれたようで 三人には悪いが少し安心する。
それから、理子は俺とAが一緒に居ないのが疑問だったのか Aは？と俺に問う。
無意識に握り締めていた 拳をゆっくりと解いて、少しだけ息を吸う。中々答えない俺に不思議そうに首を傾げた理子に、俺は いつも通りを心がけて言葉を返した。
｢ …なんか、母ちゃんが危ないから行くのやめろって言われてたぞ ｣
｢ そっか…その鞄は? Aのよね? ｣
｢ 私の代わりに連れてって、って託された ｣
けどまぁ この様子じゃ俺も行けそうにねーけど、というと 理子は残念そうな顔をして 伊藤ちゃんも行けないって言うし…と。
ちらりと伊藤を窺うと、だいぶ神妙な面持ちをしていて なんとなく察する。…きっと、こいつもあの男達関連なのだろう。
結局、そのあとは 理子を公園から見送って、京子ちゃんと明美ちゃんには伊藤に病院に連れてってもらうから、と帰ってもらうことにした。
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零生(プロフ) - 看板さん» ありがとうございます! 体調に気をつけてゆっくりですが更新していきます。三橋大好き派のお仲間嬉しいです!!笑 (2019年1月18日 7時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
看板 - いつも更新楽しみにしてます!これからも更新頑張ってくださいね。でも、くれぐれも体を大切にしてください。私も三橋大好き派なので! (2019年1月17日 21時) (レス) id: 50ee7e3d77 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - pv8OQI9Q1ZhagH7さん» ありがとうございます！私も三橋さん大好きなのでお仲間としてキュンキュンをお届け出来てるようで嬉しいです!!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 少しづつでも更新嬉しいです！三橋大好き派としてはとてもキュンキュンします！もう好きです！ (2019年1月16日 17時) (レス) id: 3430b5c3e7 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 虚無子さん» ありがとうございます! 以前よりはゆっくりになってはしまいますが、がんばって更新していきたいと思います! 良ければこれからもよろしくお願いします! (2019年1月9日 15時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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