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三橋はそんな彼らを煽るように ふっと笑って、｢お前らみてぇな弱虫に俺は倒せねぇよ、出直してきな｣と しっしっと手を振る。
すると、一人の男が誰が弱虫だコラ!!と殴り掛かってきた。
三橋は自分のカバンを私に押し付けるのと同時に 私を強く押して距離を取らせた。それから、殴ってきたそいつを簡単にかわした、のだが。
そいつらは、相手が一人だからって関係なく 三人も一気に加勢してきて。
最初に殴ってきた奴は 俺にやらせろ!!なんて叫んでいるが、ゆるっとした男が まぁそんな硬いこと言わずにさ〜と 笑顔のまま。
それから ちらりとこちらを見て、｢ユタカちゃんは あっちの女が暴れないように見張っといて｣だなんて。
その言葉を聞いてか、三橋は 背中を勢いよく蹴られてその場に膝をついていたが慌てて立ち上がる。私に近付いてくる ユタカと呼ばれた男に向かって、｢女に手ぇ出すんじゃねぇ!!｣と叫んだ。
｢ あらあらー、そんな大切な女の子だったの？ごめーん、でも 喧嘩は邪魔されずにやりたいじゃん？ ｣
｢ 少しでもあの女に手出してみろ、…二度と喧嘩出来ねぇ身体にしてやる ｣
｢ やだ、こわーい。でもさー、それって普通 優位な方が言う言葉じゃない？ ｣
にっこりと笑った男は、全然俺ら負ける気しないんだけど!! と言って三橋へ拳を突き出す。
三橋はそれを綺麗に避けるも、左から右からと次々に来る拳や蹴りは避けきれなかったようで どんどん攻撃を受けていた。
そんな様子を見て、情けないながらも 未だ抜けきれないトラウマが 飽きることなく頭を過ぎっていく。
昔とは違う、とは分かっていても 集団で一人をやろうとしている男共を見るのは怖くて仕方がない。過去の記憶が蘇って、三橋のカバンを握り込む腕に力が加わる。
( ーーー無理だよ、あの三橋が あんななんだもん… )
小さい頃の自分が ちらりと顔を出して心の中でそう言う。
…そうだ、私をいつでも助けてくれていた “貴志くん” でさえそうなのだ。私が助けられる訳が無い。
きっと、満足するまで我慢していたら どっかに行ってくれる。だから、それまでの辛抱で…
そう思って ぎゅっと瞑ってしまおうとした視線の中に、ボロボロに殴られても尚 立ち上がってこちらに来てくれようとしてくれている三橋の姿が映る。
私の目の前には気付けば ユタカ、と呼ばれた男が立っていて、私が暴れないようにか腕を掴もうと こちらに手を伸ばしていた。
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零生(プロフ) - 看板さん» ありがとうございます! 体調に気をつけてゆっくりですが更新していきます。三橋大好き派のお仲間嬉しいです!!笑 (2019年1月18日 7時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
看板 - いつも更新楽しみにしてます!これからも更新頑張ってくださいね。でも、くれぐれも体を大切にしてください。私も三橋大好き派なので! (2019年1月17日 21時) (レス) id: 50ee7e3d77 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - pv8OQI9Q1ZhagH7さん» ありがとうございます！私も三橋さん大好きなのでお仲間としてキュンキュンをお届け出来てるようで嬉しいです!!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 少しづつでも更新嬉しいです！三橋大好き派としてはとてもキュンキュンします！もう好きです！ (2019年1月16日 17時) (レス) id: 3430b5c3e7 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 虚無子さん» ありがとうございます! 以前よりはゆっくりになってはしまいますが、がんばって更新していきたいと思います! 良ければこれからもよろしくお願いします! (2019年1月9日 15時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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