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Side.you
｢ …なんか最近理子と話してない気がする ｣
｢ そうか? ｣
ーーー平凡な日常のある日。今日も今日とて いつも通り三橋の隣を歩きながら学校に向かう。
ふと出てしまった言葉は、最近の悩みだ。
三橋や伊藤が引っ越してくる前は あまり話さないのがいつもの事ではあったが、二人が引っ越してきてからは よく話したりもしていたのに。
ある日を境に 突然、理子がぱったり私の前に現れなくなった。
ただ、別に教室に遊びに来てないとか 三橋や伊藤と会っていないとかでは無いのだろう。隣の三橋は、別によく見かけるけどなあいつ、と首を傾げている。
( ーー私だけが、避けられてるのか… )
理由はなんとなく 勘づいてはいる。
理子は三橋の事が好きなのに、三橋の隣によく居るのは私だってことが 嫌なのだろう。
…分かってるのに、三橋から離れない私は 余程性格が悪いのだろうけど。
俯いた私に、三橋が お前ら喧嘩でもしてんのか? なんて。私はその答えに さぁね、と首を傾げてみせる。
｢ よくわかんないや ｣
｢ 自分達の事なのに随分投げやりだな ｣
｢ …うるさい ｣
半分は三橋のせいなのに、なんて 責任を勝手に押し付けていると いつもの合流する地点で伊藤が 私達を見つけて おう、と手を上げる。
私達も おはよ、うっす、と各々 挨拶を交わして 三人で横並び。男二人に挟まれながら、これまたどうでも良い話を交わしていく。
今日は、どうやら 東京でかっこいい柄の財布などの雑貨が売っている店があるらしく、それを興奮しながら三橋が語っていた。
興味を持っている伊藤に、三橋が こんな柄でよー、と説明をしていると 路地から慌てたように理子が駆け寄ってくる。
｢ 理子… ｣
｢ A!! 三ちゃんに伊藤ちゃんも ｣
泣きそうな表情の理子は、今まで避けていたとかそんなのは関係なく きゅっと私の手を握る。
どうしたの? と問うと 理子が私を見上げて震えた声を出す。
｢ 佐川くんが、東京であっちのヤンキーにやられたって… ｣
｢ え… ｣
｢ 酷いやられ方して、まだ意識が戻ってないらしいの… ｣
優しい理子の事だ。だいぶ心配なのだろう。
私や三橋を見る瞳は不安そうに揺れていて、握られている手も微かに震えていた。
伊藤は その話を聞くとすぐに、許せねぇ!!と声を上げて くるりと踵を返す。
どこに行くんだよ、と慌てて止めた三橋に 佐川殴ったやつをぶん殴りに行くんだよ!!と声を荒らげた。
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零生(プロフ) - 看板さん» ありがとうございます! 体調に気をつけてゆっくりですが更新していきます。三橋大好き派のお仲間嬉しいです!!笑 (2019年1月18日 7時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
看板 - いつも更新楽しみにしてます!これからも更新頑張ってくださいね。でも、くれぐれも体を大切にしてください。私も三橋大好き派なので! (2019年1月17日 21時) (レス) id: 50ee7e3d77 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - pv8OQI9Q1ZhagH7さん» ありがとうございます！私も三橋さん大好きなのでお仲間としてキュンキュンをお届け出来てるようで嬉しいです!!これからもよろしくお願いします！ (2019年1月16日 20時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
pv8OQI9Q1ZhagH7(プロフ) - 少しづつでも更新嬉しいです！三橋大好き派としてはとてもキュンキュンします！もう好きです！ (2019年1月16日 17時) (レス) id: 3430b5c3e7 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 虚無子さん» ありがとうございます! 以前よりはゆっくりになってはしまいますが、がんばって更新していきたいと思います! 良ければこれからもよろしくお願いします! (2019年1月9日 15時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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