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なんだいきなり、と三橋の方を見ると 忙しなく あっちに来たりこっちに来たりと うろちょろしだす三橋。
自分の席に戻っていた伊藤も、三橋が変なことをしだしたせいで 今度は何事、と不思議そうな顔をしながら此方に来る。
理子の後ろから事態を覗いていた伊藤は、何故か三橋によって微妙に立ち位置を変えられていて。
なに、なに、と困惑気味の 伊藤は総スルーの三橋は、やっとのことで理子の前に戻ってくる。
キョトンとした顔で三橋を見上げていた理子に、ドン!! とそこそこの勢いで壁ドン(正確にいうと伊藤ドン)をした三橋は、いって!!と言葉を零す伊藤には目もくれず、キメ顔で理子を見る。
｢ その通りだよ、理子。あんな危険な奴らと君を、戦わせるためにはいかなかったんだ ｣
｢ …それ私の昨日のセリフ… ｣
｢ 三ちゃん、ほんと? ｣
｢ 本当 ｣
理子は 目の前の三橋しか見えていないのだろう。三橋の言葉に満面の笑みを浮かべて、じゃあはい! と嬉しそうにお弁当を渡していた。
｢ 早弁はしちゃダメよ ｣
｢ はいっ! ｣
｢ ちゃんと昼休みに食べること ｣
｢ はいっ!! ｣
理子に ぴしっと敬礼を返しながら元気よく返事をする三橋は、にやにやと口角をあげて とても幸せそうで。
( ーーーこんな顔、見たこと無かったな )
私といる時は、当たり前だけど こんな表情作らない。それこそ、理子とか早川京子とか川崎明美とか、綺麗で可愛い子にしか きっと見せない表情なのだろう。
( ーー別に、私には関係ないはずなのに。)
三橋がにやけてるってことは、それ即ち 理子に対して 好印象を持ってるってことで。
理子を応援している私の身からすれば、それはすごくいいことなのに。
なぜか、私の心臓は ズクンズクンと嫌な痛みを訴えていて。
最近、三橋に会ってから 知らない感情が増えすぎていて キャパオーバーだ。
私は 本を持って、この場から離れようと席を立つ。理子と三橋は 二人の世界に入ったかのように、言い合いをしながらも幸せそうに見えた。
｢ Aちゃん、どっか行くの? これからSHRだけど ｣
｢ 気分乗らないからサボる ｣
知らない感情を見つめて苦しむより、逃げた方が早いだろう。私は 仲良さげな理子と三橋を 視界に入れないように振り向く事もなく いつもの屋上を目指した。
＿＿
やっとドラマ2話終わりになります、試合長かった
少しオリジナル挟んでから3話入ろうと考えてます
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零生(プロフ) - エイラブさん» ありがとうございます! 出来るだけ出していけるように頑張ります〜！ (2018年12月26日 0時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
エイラブ - 面白くて好きです！ 相良君と片桐君が好きなのでもっと出してほしいです！ これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 16時) (レス) id: e30e78e61a (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ソルトさん» 嬉しいです、ありがとうございます！出来るだけ更新怠らないようにするので、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - いつも読んでいます！続きが楽しみです！ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 3945e53ccf (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 弌さん» 神様扱い光栄です笑 これからも好きだと思って貰えるように頑張ります!ありがとうございます!. (2018年12月20日 22時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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