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そんなグダグダとした気の抜けた絡みをしていると、ガラリと開けられるドア。見ると、今度こそ道場破りに来たヤツらが立っていた。
予想通りその中には、以前私が見た開久をボコボコにした奴が混ざっていて。
そのやる気のなさそうな風貌が、明らかに他の人達と差があった。あんななのに強そう、怒らせたらやばそう、というオーラをビンビンに感じる。
｢ A、こっち ｣
｢ ん ｣
理子に手を引かれ 隅っこの方へと移動する。
試合をする5人は 横一列に並ぶと、向こうもそれに倣って 横一列に並んでいた。
相手側の師範と理子のお父さんが会話を終え、早速 試合体制に入る。
確か 最初は今井だったっけ、と 5人の方に目をやると、一番最後に出るはずだった椋木がさっと立ち上がって 私が先に行こう、と颯爽と試合が行われる枠内に足を進めていた。
｢ 逃げたな ｣
｢ 逃げたわね… ｣
苦笑いの理子だったが、まぁ次に今井さんや伊藤くんが控えてるから大丈夫でしょ、と安心したように言う。
どうやら椋木に期待はしていないらしい。まぁ、私もサラサラしてないけど。
予想通り、椋木は 試合が始まった途端相手に殴られ ギブ とだけ言って気を失ってしまった。山口先生がずるずると隅っこに連れていった所で、“本番”が始まる。
｢ さーて、ここからが本番だ ｣
言った今井は、何故か 試合をする方ではなく 此方の方にゆっくりと歩いてきて。
きょとんと今井を見上げる理子の前に跪いた。一瞬怯えた目で私の方を見たが、ふるふると首を振ると そっと理子の手を取る。
｢ って、何やってんだ お前、殴られたいの? ｣
｢ 落ち着きたまえ、Aさん。
別に貴女から理子さんを取ろうとしている訳じゃァない ｣
｢ そういう問題じゃないから早く試合してくんないかな ｣
｢ だが理子さんから求められたら話は違うだろう ｣
｢ 話を聞け、話を ｣
｢ 理子さん!! 男、今井。理子さんの為に、勝ちます ｣
私の話を全く聞かずにそう宣言した今井は、握っていた理子の手をそっと 上げて、その綺麗な理子の手に顔を近づける。
ーーーそんな今井に対し、無意識に出た蹴りは綺麗に今井の肩へとぶつかり 力を入れず油断をしていた今井は、理子のお父さんの前まで吹っ飛んでいった。
｢ 理子、大丈夫? 消毒しよう ｣
｢ ちょっとA!? 今井さんこれから試合なのよ!? ｣
｢ 容赦ねぇな、あいつ… ｣
｢ 今井さぁぁぁぁんｯ!?!!? ｣
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零生(プロフ) - エイラブさん» ありがとうございます! 出来るだけ出していけるように頑張ります〜！ (2018年12月26日 0時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
エイラブ - 面白くて好きです！ 相良君と片桐君が好きなのでもっと出してほしいです！ これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 16時) (レス) id: e30e78e61a (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ソルトさん» 嬉しいです、ありがとうございます！出来るだけ更新怠らないようにするので、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - いつも読んでいます！続きが楽しみです！ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 3945e53ccf (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 弌さん» 神様扱い光栄です笑 これからも好きだと思って貰えるように頑張ります!ありがとうございます!. (2018年12月20日 22時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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