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確か谷川、とかいう小さい方が 後ろの女が来たからまだ良かったものの、と言葉を続ける。
何、お前行ったの?と 問うために振り向くと、心底嫌そうな顔で今井の事を見ていた。どうやらAの中で、今井もまた 理子のお父さんと並び苦手な人ランキング上位らしい。
｢ っつーか、Aが行くまでほんとに待ってたのかよ ｣
｢ 待ってなんかなーい!! たまたま、そう…たまたまそこに居ただけだ ｣
｢ ふーん、ならいいじゃん ｣
｢ そうだぁ!! いい!! ｣
｢ 良くなっちゃった… ｣
そんなアホな会話を織り成している二人、というより主に今井を見て あの伊藤でさえも、初対面のくせして なんというか、馬鹿なのかな?と苦笑いを零していて。
それに そうそう、と頷いてみせると Aもこくこくと頷いていた。
｢ 馬鹿な奴らは帰れ帰れ ｣
｢ ちょっと三橋くん!! お父さん、今井くんは私が他校の人達に絡まれてる時に助けてもらったの。道場破りの事を話したら手伝ってくれるって言ってくれたのよ ｣
｢ そういうことだ。三橋、お前も もしかして理子さんと付き合いたくて試合に? ｣
｢ なんで下心の方 言っちゃうかな… ｣
｢ ﾊｧｯ!!!!! ｣
慌てて口を塞いでいる今井だが、もう遅い。
全力で引いているAが、危ないから あいつに頼るのはやめよう?と 理子の両肩を掴んで諭していたが、理子は 大丈夫だからとその両手を優しく退けて俺の隣に立った。
慌てて取り繕った今井は、理子さんのお父様の道場を破ろうとしてる奴が許せねぇ!!と言い直していた。
｢ うん。で、勝ったらこの女と付き合いてぇと ｣
｢ そうだ!! きっとお父様も許してくださる ｣
｢ ダメ。私が許さない。やめて ｣
｢ お前めちゃくちゃ今井の事 嫌いじゃねぇか ｣
嫌悪感を全面に押し出しているAは、理子を庇うようにして後ろに回し 今井を睨みつける。
A、と 理子が制止の声を掛けているが Aの耳には入っていないようだった。
｢ そもそも、理子に会いに来るのに 下も履いて来ないでくる変態に 道場の危険を任せられない ｣
｢ え ｣
ーーーそう、Aが 超絶嫌悪感を出していた理由の大きはきっとこれだった。何故か今井は谷川に下を持たせて、何も履いて居なかったのだ。
自分の姿を確認して慌てた今井は、谷川に渡された下の袴で慌てて下着を隠していた。いや、いいから早く履けや。Aの目にも毒だろ、あんなの。
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零生(プロフ) - エイラブさん» ありがとうございます! 出来るだけ出していけるように頑張ります〜！ (2018年12月26日 0時) (
レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
エイラブ - 面白くて好きです！ 相良君と片桐君が好きなのでもっと出してほしいです！ これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 16時) (レス) id: e30e78e61a (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - ソルトさん» 嬉しいです、ありがとうございます！出来るだけ更新怠らないようにするので、これからも読んでいただけると嬉しいです！ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - いつも読んでいます！続きが楽しみです！ (2018年12月22日 22時) (レス) id: 3945e53ccf (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 弌さん» 神様扱い光栄です笑 これからも好きだと思って貰えるように頑張ります!ありがとうございます!. (2018年12月20日 22時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
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