Akashic records【MHA】 (ページ3)

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「潤間先生～！」

ここいい？と首を傾げてくる生徒、波動さん。
後ろには通形くんや天喰くんもいる。

「どうぞどうぞー」

「やったー！」

ビッグ3と言われる彼ら。
前までは目立ったところもなかった彼らはインターンを経てプロヒーローに負けず劣らずのセミプロへとなった。

天喰くんはその性格からよくお話しすることも多かった。
天喰くんと仲の良い彼らとも。

「ねえ、ねえ知ってる？今日の朝凄かったんだよ！」

「報道陣がすごい来てたんだよね！」

「本当……近付きたくなかった……」

「近付かないと学校は入れなかったでしょ」

こくり、と頷く天喰くんに苦笑いが零れる。
実力はあるのにその性格に難あり。
担任の先生からどうかよろしくお願いしますと頭を下げられて2年ちょっと。
前よりは、よくなった……と、言いたいけれど。

「そういえば、先生が食堂で一人なの不思議だねえ。いつも相澤先生とプレゼントマイクと一緒だったから！」

「ああ、朝の騒動で疲れてるみたいでね」

マイク先生はともかく、相澤先生なら私のカウンセリングルーム乗っ取ってグースカ寝息を立てていた。
私の、カウンセリングルームなのに。

「先生も大変なんだね」

「うん……。いや、いいんだよ。私の！カウンセリングルームなんだけどね！」

「相変わらず仲が良いんだよね！」

通形くんの言葉に天喰くんと波動さんが無言でウンウンと頷く。

そんなことないから！って否定しようとしてその言葉は遮られた。

大きく鳴り響く非常ベルによって──