球団職員に花束を。

□.41 はじめまして (side清宮) ページ42

□.side 清宮幸太郎

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はじめまして



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「はじめまして！」
21「……」
「球団職員兼トレーナーの、立花Aです！」
21「…こんにちは、清宮です」


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公式戦デビュー、ということで
札幌ドームにやって来たら
やたら美人…いや、可愛い女の人(と、先輩たち)が
僕を迎えてくれた


(この人が、立花さん)


握手、ってことで
握った手は、白くて、柔らかくて
女の人らしさが詰まってて

「わーやっと会えたー！」って
はしゃいでる立花さんに
腕をぶんぶん上下に振られた


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9「Aちゃん、キヨの腕ちぎれる」
「そんな簡単にちぎれちゃ困ります」
9「…あぁ、確かに」


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にへら、と笑って
これからよろしくねーって
嬉しそうに言われて

その、純粋な笑顔に
あれ、顔が熱くなった


(ほっかほかだ)


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33「Aちゃん、ついでに俺も握手を、」
「泰示さんは入社した時にしました」
25「Aちゃん、俺はー？(笑)」
「その声は宮様！宮様なら喜んで！」
33「おぉい！！」


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今日初めて会う立花さんは
以前はジャイアンツの方で働いていたらしく
今年からファイターズの職員になったらしいけど

本当に2ヶ月前にここに来たの？ってくらいに
ファイターズの皆さんに馴染んでて

愛されてるんだなぁって
見ててよくわかる


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「清宮くん、やっぱり大きいねえ」
21「…ありがとう、ございます」
「わ、足もおっきい！」
21(…ボディタッチしんどい！！)


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2「ぶふっ、キヨ固まってる！」
3「Aちゃんの小動物感すごいな」
8「キヨ、これはもしかしなくても…！」


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「…清宮、くんってなんか呼びづらい」
21「すいません」
「よし！あだ名つけてあげよう！」


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33「あぁ、あだ名いいなぁ」
6「俺も欲しいわ」
22「お前ら、頼んでこいよ(笑)」


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先輩たちの声を背中に
手を顎に当てて、探偵みたいに
うーん…と考え込む立花さん

(悩んでる顔も、可愛い)


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「…きよっぴーかな」
21「きよっぴー」



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先輩方、僕のあだ名は今日からきよっぴーです
一軍戦、全力で頑張れそうです


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[清宮、フェンス直撃の豪快なツーベース！！]

「きよっぴーーーーー！！！」
21(立花さん、やりました)

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