危険人物、ふたり ページ11
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高｢あっ、樹くんから連絡来とる｣
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｢ほんと好きだねもやしのこと｣
高｢あのラップがかっこええねん〜｣
｢まぁそれはね、そうだね｣
高｢樹くんのこともやしーなんて呼べる後輩Aだけやで？｣
｢樹くんは危険人物だから…｣
高｢なんかあったん？｣
｢とにかく、奴は危険や｣
高｢関西弁移っとるで｣
｢恭平といるとこうなるねん｣
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ドラマで共演した恭平と電波ジャックの日です
今日は早朝お昼過ぎまでずーっと恭平と一緒
ドラマの撮影は、正直過密スケジュールすぎて辛いこともあったけど…終わった今では寂しいなって思ったり
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｢恭平に毎日会えなくなったしね｣
高｢なんや、どうした急に｣
｢寂しいなーって思っただけだよ｣
高｢可愛ええやん、口尖らせて｣
｢んむっ、！｣
高｢樹くんに可愛がられるのも分かるわ、うん｣
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ほっぺを鷲掴みにされ、ゆさゆさと揺さぶられて上手く話せない
恭平はええなーええなーって言いながら
全然離してくれないから困る
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｢あれは可愛がられてるってより、怪しまれてるような……？｣
高｢え、なにぃ？｣
｢いいえ、何でもないです｣
高｢まぁ、Aほんま可愛ええから
溺愛されまくるん分かるわー｣
｢うえ、そんな可愛い可愛い言うなよ…照れるから｣
高｢お、ほんまに顔真っ赤やん｣
｢見ないで〜こっち見んといて〜…｣
高｢おりゃっ｣
｢うひゃ！くすぐったいって、あはっ！もぉ！｣
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身体全体をくすぐられて、もう耐えられないーって思ったら
恭平が私を壁に追いやってきて
言わば、壁ドンされてる状態になって、しまった…
ちょっと待て？えっ、なんで壁ドン？
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｢高橋恭平？｣
高｢なんでフルネームやねん｣
｢いいから、そんなことより何してくれとんねん｣
高｢A、やっぱ綺麗やなーって思って｣
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じーっと私を真っ直ぐ見つめて、顔を近付けてくる恭平
初めて話した日と同じこと、まんま再放送じゃんこれ
綺麗だ、可愛いって言ってくる恭平だって
ナルシストになっちゃうのも納得のイケメンだし
これ、ドキドキするの不可避だってば…！
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『世良さん、高橋さん、リハ入りまーす！』
｢はーい！…だってさ、ほら｣
高｢お、マジか｣
｢康二くんにチクってやろーっと｣
高｢Aが女だったらな、惚れとったやろなぁ｣
｢ねぇ、聞いてた？｣
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高橋恭平、田中樹に次ぐ危険人物の予感です…！？
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唯一の家族 side渡辺翔太→←｢抱き締めたくなった｣ side目黒蓮
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作者名：凛
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2022年4月13日 0時
