□. 武田翔太 ﾘｸｴｽﾄ ページ16
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先発として登板した試合
自分の好投、味方の打線も爆発し
無事に白星を上げた
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試合終了後もスタンドは熱気を帯びたままで、聞きなれた応援歌が球場に響く。
打たれた時はどうなるかと思ったけど、なんとか持ちこたえて自分の投球が出来た。
ベンチに置いてあったタオルで汗を拭く。
「頑張れ」と刺繍が施してあるこれは、世界に一つしかない、俺の宝物。
「お、翔太このタオル、例の？」
ドリンクを飲み干した松田さんがにやにやと笑って問いかける。
「そうっす」
笑って返事をすれば、
「いいねぇ、ラブラブだねぇ」
松田さんは愉快に笑った。
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「翔太！翔太！」
ベンチを出て向かったのは、観客席。
キャッチャーの後ろの、球場全体が見渡せる特別な席。
俺を見かねたたくさんのファンの方が、一斉にそこに集まってくる。
「武田選手！」
「ナイスピッチング！」
「かっこよかった！」
たくさんの歓声が耳に届くたび、その方に手を振って笑顔を向ける。
(…あ、いた)
大勢の観衆の中にいても、やっぱり分かる。
彼女がどこにいたって、俺は絶対に見つけられる自信がある。
俺の視線は、自然とそちらに向かって。
「翔太、お疲れ様！」
にっこりと笑う彼女は、俺にあのタオルをくれた超本人。
俺の彼女。
人混みをかき分けて仕切りの緑色のネットを掴んだ彼女に出来るだけ近づいて、汗だくなAを見上げる。
「勝ちました」
「おめでとう」
「ご褒美はありますか」
「後で存分に」
「待ってます」
「待っててください」
Aがくれたタオルを両手で上げて見せれば、彼女は照れくさそうにはにかんだ。
・
周りの女性ファンはAを睨んでいたけれど、コアなファンは彼女と俺の関係を知っている。
それくらい、ラブラブ。
「え、何あの子、たけしょーのなんなの？」
ほら、案の定そんな言葉が飛び交う。
「え、知らないの？」
「勝利の女神だよ、あの子」
Aは、飛んでくる誹謗中傷の声には決まって無視をする。
というか全く気にしていない。
鈍感なのか、否か。
でも、そういう芯の強いところに惚れたのは、紛れもなく俺だ。
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「翔太、お疲れ様」
「ごめん、また何か言われてたよね」
「翔太が近くに来てくれたからいいよ」
…それにね、
「こうして翔太にギュッて出来るのが嬉しいから」
これ、ご褒美だよ。
彼女に惚れたのは
試合後に見せる その可愛い素顔と
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凛(プロフ) - ロケットさん» ロケットさん´`*お返事遅くなって申し訳ないです(T＿T)この作品もいつか更新できたらと思いますのでその時はよろしくお願いします！ (2019年9月16日 16時) (
レス) id: 9e717ea10a (このIDを非表示/違反報告)
ロケット - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!最高でした！他の作品の投稿頑張ってください！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: 90ba40770e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 現在リクエストは受け付けておりません（ ; ; ）申し訳ないです...！ (2018年10月13日 0時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
みるく。 - この小説大好きです！リクエストなのですが、ファイターズ中島選手で、甘い系でお願いします！ (2018年9月29日 14時) (レス) id: 8cf90193ed (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - こんばんは！カープの鈴木選手が彼女にプロポーズする話をお願いします！事前にタナキクマルに相談し、プロポーズ時には影で見守っている部分も入れて下されば嬉しいです！ (2018年9月22日 20時) (レス) id: 10d7566248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年1月21日 16時
