□.東浜巨 ページ26
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いとしいきみを
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「これ、あげる」
「んー…ん！？これ新作の…」
「食べたいって言ってたよね」
「巨くん好き！」
きらきらした目で飛びついて
挙句の果てには好き、なんて愛の言葉(？)
Aに手渡したのは、新作のコンビニスイーツ
手早くその袋を開けたAは
嬉しそうにそれを頬張った
ほっぺぷっくり、膨らませて
(あー、可愛いなぁ)
「ひひ、これおいひい」
「ん、可愛い」
「んむ？」
「Aの甘い物食べてる時の顔、好きだよ」
「なによもう」
ふっくらほっぺを赤く染めたAに
照れくさそうな顔で背中をぺしぺし叩かれた
幸せそうな顔が愛しくて
つい、ぽろりと出た言葉だったから
僕も、なんだか恥ずかしくなって
少し、下を向いた
「…でも、良かった」
「え？」
「A、最近落ち込んでたでしょ」
そう。
スイーツ、っていう些細な差し入れだけど
Aの大好きな甘い物を渡したのは
近頃Aが、仕事がうまくいかなくて
しょんぼりしてたから
(彼氏だから、そのくらいお見通し)
「少しは、元気でた？」
「…巨くんのバカ」
さっきまでにこにこしてた顔が
みるみるしぼんで
Aの瞳から、大粒の涙が
僕の胸に飛び込んできたAを
引き寄せて、そっと抱きしめて
小さな背中をゆっくり撫でた
A、偉かったね
こんなに小さな背中にたくさんのものを背負って
よく、頑張ったね
「巨くん…」
「本当に頑張ったな」
「もう、…ありがとう」
愛しい人は
僕に涙を指で拭われると
少し、目を見開いて
いつもの無邪気な笑顔を咲かせた
「僕にしか、できないからね」
.
幸せそうに顔を綻ばせるAを見れることも
たまに見せる、泣き虫な顔を見れることも
全部全部、僕の特権
そして
どんなAをこの手で抱きしめられるのも
僕だけの、特別な権利なんだ
.
(いとしいきみを、ずっと)
.
(A、そう言えばもう食べたの？)
(あと軽く10個は食べれる)
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凛(プロフ) - ロケットさん» ロケットさん´`*お返事遅くなって申し訳ないです(T＿T)この作品もいつか更新できたらと思いますのでその時はよろしくお願いします！ (2019年9月16日 16時) (
レス) id: 9e717ea10a (このIDを非表示/違反報告)
ロケット - ( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!最高でした！他の作品の投稿頑張ってください！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: 90ba40770e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 現在リクエストは受け付けておりません（ ; ; ）申し訳ないです...！ (2018年10月13日 0時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
みるく。 - この小説大好きです！リクエストなのですが、ファイターズ中島選手で、甘い系でお願いします！ (2018年9月29日 14時) (レス) id: 8cf90193ed (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - こんばんは！カープの鈴木選手が彼女にプロポーズする話をお願いします！事前にタナキクマルに相談し、プロポーズ時には影で見守っている部分も入れて下されば嬉しいです！ (2018年9月22日 20時) (レス) id: 10d7566248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年1月21日 16時
