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特別編 in花火大会(2) ページ43

フジside



「急で悪いんだけどさ、夏祭り、行きたくない?」

「…は?」

やっぱりその顔になるよねぇーみんなぁ…



学生でいうと夏休み半ば。

今日も今日とて動画を撮り終え、ちょうどお腹が空いてきそうな頃合いに俺は誘い文句を投げてみた。


…が、案の定、全員暗い顔。

こーちゃんに至ってはマジでなんで、って顔をしている


「いやさ、祭り気分味わいたいじゃん!この四人で!!」

「気持ちわるっ」

「言わないで!」

相変わらず冷たいキヨは平常運転のまま冷たい言葉を返してきた。

ヒドイ、俺に味方はいないのか。


表情が曇っているこーすけは置いといて、望みがありそうな彼に聞いてみる

「…ヒラは?どう?」

「んー…、いいよぉ。特に予定ないし」

「優しいっ!ほら、国王も乗り気だし行こうべ!!」

「終わってんだよそのネタ。こーすけ出てないし。」

真顔のままそう言ったキヨはちらっとこーすけを見た後、テレビから目線を外し電源を切った。

……キヨ??


「こーすけ。お前が行かないなら俺も行かない。お前が行ったとしても俺は行かない。どうする?」

「いや来いよ!そこはっ!!」

こーすけがキレのあるツッコミをするとキヨは楽しそうに声を上げて喋る

「えー、暑いじゃん。しかもなに?男四人?このメンツで??はあぁー……、あ。バッテリー持ってこ」

「っ行く気じゃねえか!!!」

「で、ここでこーすけ行かないとかないよね?」

お笑いが終わり、俺が追い打ちをかけるようにすぐに言うと彼は下を向き何か考え始めた。


「…行くよ。」

「いえーい。俺用意してくるぅ」

「ありがと、キヨもこーすけも。」

俺のわがままを聴いてくれたことに礼を言い、ヒラに着いて行く


「でも、フジ。おかしいよね?」

廊下に出たところで、突然ヒラがそんなことを言った。

「何が?」

「一番に乗り気なの大抵こーすけなのに、なんであんな否定的なんだろね」

……そういえば


「ま。単純に外に出たくなかったって見方もあるけどねぇ」

…なんでだろ

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わに - はい!完結まで読みます! (2018年7月27日 21時) (レス) id: 32366547ba (このIDを非表示/違反報告)
主食は腐(((プロフ) - コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しみです!!大丈夫です、縮まらない距離って言葉を使える時点で語彙力ありますよ!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年7月25日 21時) (レス) id: 9bec466aeb (このIDを非表示/違反報告)
わに - めちゃんこ更新楽しみです(*^ω^*)語彙力が無さすぎなんですけど、見ててぞわぞわするというか、縮まらない距離、みたいな(●´ω`●)とりあえずめっちゃ楽しみにしてます! (2018年7月22日 20時) (レス) id: 32366547ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:主食は腐(( | 作成日時:2017年11月15日 16時

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