ご褒美4 ページ36
『清崎さん!』
幸い現場から近かったため、後のことはこうすけに頼み走っていくと、シンボルの前で立っている彼がいた。
よかった、来てくれた
と安心したのもつかの間、清崎さんの顔はみるみる顰めっ面に変わっていく
「っは!??おい顔!!!」
『かお…?あ、』
言いたいことがやっとわかり、ポケットを弄るも何も出てこない。
「持ってねえのかよ!今から」
『っ話だけで済むので大丈夫です』
買いに行こうとした清崎さんの手を握り、俺は振り向かせた
「手、冷てー。」
『あ。すみませ』
「で、何の用っすか」
え、っと話しをするのにはいささか近すぎる気が…
手を離そうとしたものの逆に握られ、彼はそのまま振り返ってしまう。
そのお陰で目線を真下にしても清崎さんの爪先が見えるぐらいだ
……ひどく緊張する。
「…………長えよ!!!」
『え、あ、ごめん!』
けど今から暗い話するのにこの距離は…
…手が熱くなってく感覚がする
「…」
………声は震えず相手が応えやすいトーンの声で。
『……清崎さんは俺のこと嫌いですか。』
どんな答えでも覚悟して、俺は問いかけた。
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わに - はい!完結まで読みます! (2018年7月27日 21時) (レス) id: 32366547ba (このIDを非表示/違反報告)
主食は腐(((プロフ) - コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しみです!!大丈夫です、縮まらない距離って言葉を使える時点で語彙力ありますよ!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年7月25日 21時) (レス) id: 9bec466aeb (このIDを非表示/違反報告)
わに - めちゃんこ更新楽しみです(*^ω^*)語彙力が無さすぎなんですけど、見ててぞわぞわするというか、縮まらない距離、みたいな(●´ω`●)とりあえずめっちゃ楽しみにしてます! (2018年7月22日 20時) (レス) id: 32366547ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:主食は腐(( | 作成日時:2017年11月15日 16時