23 ページ23
オビside
俺の見習いというポジションで居場所を貰ったA。
さっき足をくじいたのか、俺たちに気を使わせない程度にかばいながら着いて歩く。
こりゃダメだな、お嬢さんに怒られちまう。
そう思い彼女を抱っこするタイミングを見計らっていた。
そんな時、俺と手合わせしたいと頼むA。
その足じゃ無理だろうなぁと思い、了承して彼女を抱えた。
間抜けな顔をするA
体温が上がっていくのがわかる。
その時、
バチン!!!!!
強烈なビンタが俺に飛んできた。
爆笑する主と旦那と木々嬢。
必死にあやまるA。
『え、あ、ご、ごめんなさい!!!!!!』
「ぶっ、あはははははは」
「やるなぁA」
「ふふっもう1発いってもいいんじゃない?」
3人はゲラゲラと笑っている
『ほ、本当にごめんなさ…ごめん!、私、こーゆー優しくされる…っていうか、女性らしいことされるの慣れてなくて、びっくり、した、ごめん』
その時、Aが女性として見えた。
今まで堅苦しい生活を強いられてきた彼女にも、そのような感情があったのかと。
そう思うと可愛く思えてくる。
さっきまで堅物だったAは顔を真っ赤にして目を見開いて必死に謝る。
「いいじゃん、俺、そーゆーの燃えちゃう」
少しからかうと顔を背けるA
面白くて、からかいがいがありそうだ。
さらさら、下ろす気もなく、薬室まで足を動かした。
120人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こは(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!更新スピードにムラがありますが最後までお付き合い頂けると幸いです!頑張ります(><) (2022年6月23日 22時) (レス) id: d653e5444e (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続きが楽しみです! (2022年6月22日 21時) (レス) @page15 id: c65661da50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こは | 作成日時:2022年6月18日 0時