検索窓
今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:11,869 hit

22 ページ22

Aside








「いっ……」









『え、あ、ご、ごめんなさい!!!!!!』










私の強烈なビンタを受けても、彼は倒れなかった。












「ぶっ、あはははははは」

「やるなぁA」

「ふふっもう1発いってもいいんじゃない?」











3人はゲラゲラと笑っている











『ほ、本当にごめんなさ…ごめん!、私、こーゆー優しくされる…っていうか、女性らしいことされるの慣れてなくて、びっくり、した、ごめん』










「ふ、ぐふ、あははははははははははははは!!!」












オビも大爆笑の輪に入る。











「いいじゃん、そーゆーの燃えちゃうわ俺」











そう言って上から私をじっと見てくるオビ。
耐えれずごめんと呟きながら顔をそむけるわたし。










「やられたな、オビ」










「ええ、本当に。ちゃんと躾てくださいよ主〜」











私はオビに抱っこされたまま、下ろされる気配がなくそのまま薬室に連れていかれた。












_______













「あ!みんな!」









「白雪!」








ゼンが白雪に事情を話し、私は足首の手当を受けながら今あった出来事を話す彼らを見ていた。











「じゃあ、これからここで暮らすんだね!改めてよろしくね、A。」











『うん、よろしく白雪』












「とりあえず、足の手当は終わったよ。2日は安静にしててね。」










手際が良く綺麗に包帯が巻かれた足首を摩り、立ち上がる。










オビが私に近づき話しかける










「また抱っこしてあげようか」











『本当に勘弁してください……』









そういう私をみてゲラゲラとわらう彼は楽しそうだ。
それをみてわたしも思わず笑ってしまう。









「あ、笑った!」











白雪が私のほうを見て、天使のような笑顔で喋る。












ここは居心地がいい。
本当にそう感じた。









「とりあえず、部屋まで肩を貸すよ、A嬢」










『…ありがとう』










まだニヤニヤしているオビを無視して、私は自分より背の高い彼の腕に捕まって歩き出した。

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こは(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!更新スピードにムラがありますが最後までお付き合い頂けると幸いです!頑張ります(><) (2022年6月23日 22時) (レス) id: d653e5444e (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続きが楽しみです! (2022年6月22日 21時) (レス) @page15 id: c65661da50 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こは | 作成日時:2022年6月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。