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Aside
寝ないで走り続けてまる2日。
体力も空腹も限界にきていた。
ここがどこかも分からない。
私は店と店の間の誰もよりつかないような細道に入り、目を閉じた。
＿＿＿＿＿…ぃ丈夫ですか！？｣
綺麗な女性の声とともに目が覚める。
私はこんな所で寝てしまったらしい。
『え、…あぁ、ご心配なく。何日か寝てなかっただけですので…。』
人に顔を見られるのが怖かった。
もし、私を知っていたら、通報されるかもしれない。
もし、仮に、私を知らなかったとしても
こんな状態の私に親身になってくれる人はいないだろう
自分に言い聞かせ、彼女とその恋人なのか付き人なのか分からない男を避けながら足を動かした。
ﾊﾟｼｯ………
腕を掴まれる。
「ちゃんと休まなきゃダメです！とりあえず座ってください。」
そう言って私を座らせる。
まる2日、食わず寝ずの私は、細い彼女の力にも抵抗出来なかった。
…出来なのかもしれないが、しなかった。
彼女は綺麗な衣服が細道の汚いホコリで汚れるのも気にせず。何かを取り出した。
「これ、睡眠薬です。飲んでください」
「…お嬢さん、見ず知らずの人からこれ飲んでって言われて飲むバカは居ないよ」
くすくす笑いながら後ろの男が口を開く。
「あ！そうだよね、ごめんなさい。私はこの国で宮廷薬剤師をしてます。危ないものは入っていないので」
そういい、彼女は首から宮廷薬剤師の証明を見せる。
正直、信用していた訳では無い。が
喉が乾ききっていた私は直ぐにその薬を流し込んだ。
これで消えてなくなれたら本望。
そんな思いすら芽生えた。
しかし、襲ってきたのは眠気。
私はまた、汚れた細道で意識を失った
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こは(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます！更新スピードにムラがありますが最後までお付き合い頂けると幸いです！頑張ります(><) (2022年6月23日 22時) (
レス) id: d653e5444e (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続きが楽しみです！ (2022年6月22日 21時) (レス) @page15 id: c65661da50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2022年6月18日 0時
