127話 ページ38
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zm「A！！こんなところに居たんか〜」
kn「トントンがお前のこと探しとったで」
廊下を歩いていると後ろからそんな声が聞こえてきたので振り向くと、訓練終わりなのか服装を着崩したゾムさんとコネシマさんが居た。
なんだかんだで記憶を無くしたあとからこの2人と話すのは初めてかもしれない。仲が悪い訳ではないが、謎にタイミングが合わないのだ。
『こんにちは。今の時間だとトントンさんはどちらにいらっしゃいますかね？』
zm「うーん…書記長室？いやちゃうな、今の時間やとチーノと一緒に手合わせしてるはずやで！」
『そのような事もあるんですか。初耳です。』
kn「ついでにその場所まで案内したるわ。」
zm「Aと話す機会とか中々取れんしな、なんか話そーや！」
彼らはそう言うと尽きることなく話題をポンポンと出していくのでそれに応えていく。広い廊下は私たち以外の人が通ることがなく、コネシマさんの笑い声がよく響く。
すると、ゾムさんは慣れた手つきで私の手を取ると少し強い力で握ってきた。こちらの様子を伺っているようにも見えたので聞いてみると、最初に抱きつこうとして避けられた時のことを気にしているらしい。
zm「Aには分からんと思うけどなぁ、あの時はほんまに傷付いたんやで…」
『申し訳ないとは思いますけど、知らない人が突然近づいてきたら怖くないですか？』
kn「そうか、お前からしたら俺らは知らん奴やったな」
『…コネシマさんは、私が貴方たちのことを知らん奴って思ってても嫌じゃないんですか？』
kn「おん。だって、契約切れてないんやろ？わがままは言わん！1個でもお前との繋がりがあればそれでええねん」
そう言った彼の顔はビックリしてしまうくらいに穏やかで、前の私のことがどれだけ好きだったか分かってしまった。なんだか、失礼なこと言ってしまったな。
気にしていない人は唇を噛み締めて悲しさを抑え込むような表情はしない。笑っているように見せてこちらに向ける瞳は酷く曇っていて、関係のない私が気を遣ってしまう。
zm「……なんでAがそんな顔するんよ、あほ」
『えぇ…どんな顔です？』
zm「ううん、やっぱり何でもない。」
その後は何事も無かったかのように騒がしく話しながらトントンさん達がいる広場まで送ってもらった。
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小手鞠(プロフ) - wrwrメンバー尊すぎて一気読みしました、めちゃくちゃ面白いです……！無理のないペースで更新していただけたら幸いです。応援しています！ (2021年6月9日 22時) (
レス) id: 99c881a30b (このIDを非表示/違反報告)
案山子の色@Adomi-k - 最近来れてなかったですけど相変わらず神過ぎですね好きです((((snさん…そんなこと思ってたんですか()ヤバイ尊い(場違い)あー今後の展開気になrグフッ(吐血) (2021年6月1日 6時) (レス) id: cd28fe05cb (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - 久しぶりの更新！待ってsnさん、そんなこと思ってたのね。ほんとに無理 好き。 (2021年5月23日 21時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
紅茶 - 面白くて一気読みしました!!!めっっっっっっっっちゃ続きが気になる(≧◇≦)投稿楽しみに待っています!!!!!頑張ってください。 (2021年4月28日 16時) (レス) id: d339aa15a0 (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - えtえt展開ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!記憶ないは記憶ないでえtえtさが出てて好き(変態)でもなぁ、早く記憶戻って欲しい気持ちもある。これからが楽しみ！まる姉これからも頑張ってください！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
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