53話 ページ8
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辿り着いたのは客室用ではなく、もう使われていなくて空いている部屋らしい。ドアを開けて入ってみると黒のフローリングに黒のソファをコーディネートし、赤をアクセントカラーに使ったスタイリッシュなイタリアンモダンな部屋であった。2人部屋とは思えないほど広い。
ka「荷物は後で執事たちが運んでくると思います！何か足りないものがあったらこのベルを鳴らしてくださいっ」
ut「りょーかい。ありがとう」
『ありがとうございます』
ka「いえいえ！では、やることがあるので少し席を外しますね」
そう言ってカーナさんが部屋から出ていくと、鬱さんは力が抜けたようにソファに座り込み内ポケットから煙草を取りだしてマッチに火をつけた。この男……人様の部屋で許可なく吸うか普通！？
よく見てみると、顔も疲れた様子だったので少しびっくりしてしまった。あんな綺麗な女性とイチャイチャ出来てて機嫌がいいと思ってたのに……。
『いいんですか、ここで吸っても』
ut「んーええんちゃう？あんなめんどい女に付き合って疲れたんやからしゃーない。」
『デレデレしてたくせに…』
ut「演技やって！親御さんの目がある所ではいい子ちゃんでおるよ。なんや、ほんまにヤキモチでも妬いたん？」
『それはないんでご心配なく〜』
ut「んもぉ、釣れへんなぁ…」
そう言いつつ鬱さんは吸い終わった煙草を足で火を消して、ベランダの外に捨てると私を後ろから抱きしめてきた。ここまでの流れは慣れてるんだなぁと思うほど自然である。
お腹辺りでギュッとされて「ウエスト細！？」って驚かれているけどガン無視してインカムに電源を付け、ピンク色のボタンを押した。
rb「＿＿はい、ロボロですぅー」
『Aです。とりあえずアラリヤ家についたので連絡しました。他の方にもお伝えください』
rb「おー了解。…あんまり無理せんといてな？心配やねん、」
『大丈夫ですって、這いつくばってでも帰るんで』
rb「そういうことちゃうねんけどなぁw」
ロボロさんの笑い声を含めた声を聞いて、つられて笑ってしまった。すると、向こう側でコネシマさんの悲鳴らしき声が聞こえてきた。インカム越しでもわかるって何事？次は何したんだろ……トントンさん大丈夫かな…。
考え事していて眉の間にシワがよっていたのか気づけば鬱さんにグリグリされていた。まぁまぁ力強いなこの人。
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egao(えがお)(プロフ) - おっとぉ？遂にですね！吸血鬼反対派への吸血鬼バレ！待ってました！！お？白い服に黒の蝶ネクタイ…次回はあの人登場なんですね( ＾ω＾)あと、夢主ちゃんに記憶喪失フラグ？？次回は今回とは違うドキドキだらけになる予感…？ (2021年2月28日 3時) (
レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - はやく、osドロドロにしてほしいぃぃ…僕は永遠に待ってますからね！！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - こねまるさん» ( ^o^)＜おっ楽しみにしてまーす(ﾆﾁｬｱ)。いやぁ、定期テスト終わりのこねまるさんの小説更新とか今日最高ですね！うん！今日もえtえtシーンが性癖にどストライク☆いつも更新お疲れ様です！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - ルアさん» コメントありがとうございます!!!(クソデカボイス)こんな拙い作品を楽しみにしてくれるなんて嬉しい限りです(TT) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - かみぶくろさん» コメントありがとうございます!!今日たくさん更新しますのでお楽しみに(^-^) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2020年12月2日 9時
