91話 ページ49
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私の心を読んだのか、なぜ分からないんだと言わんばかりの表情でグルッペンさんは話し始めた。
gr「俺がお前に怒っているわけないだろう。あんな地獄から突然現れて、言葉の通り解放してくれたAは、俺にとって天使のような存在だ」
『天使、ですか……』
gr「あぁ、敬語も要らないぞ。またあの時みたいに、ドロドロに甘やかせてくれないか？あれを体験したらほかの女なんて石ころにしか見えなくなったんだ。責任を取れよおら」
『…んふふ、あの時はあどけない表情で可愛かったのに。今となっては強面な人だね』
gr「む……今の俺じゃ嫌なのか？」
『なわけない、てか、今めっちゃ血欲しい。ただでさえ頭の怪我で貧血気味なのにストッパー外したからやばい』
gr「ふは、勿論……ずっと俺の番を待ってたんだ。加護は昔と変わらず続行、だよな？」
『ん。じゃあ少し、私に付き合って？』
そう言ってグルッペンさんの唇にキスをして、しばらく触れ合う口付けをした後に彼から私の唇に甘噛みをする、これが吸血の合図。
首元のいちばん甘いところに歯を立てて、音を立てながら吸えば極上の血液が流れてくる。夢中で吸い付いていれば、いつの間にかグルッペンさんの顔は真っ赤でプルプルと震えていた。
gr「は、ぁ……おまっまじで……久しぶりなんやから、ちょっとは手加減し……ぁ、ばか…！」
『っんー、聞こえない』
gr「ひっぁ……ん……ふっ、……は、…はぁ…ｯ」
『泣いてるの？かわいい。好き、大好き。無理させてごめんね』
ポロポロと流れる涙を舐めて、優しく微笑みかけるとグルッペンさんにチュッとキスをされた後、少し震える手で私の手を握ってきた。
gr「なぁ……A、俺も、愛してるから……これからはずっと俺の傍に居てくれ」
『＿＿＿((ﾊﾞﾝｯｯ……っえ？』
後ろから聞こえたのは銃声。
痛むのは私が後ろから撃たれたから。
撃たれた右腹からは自分の血と思われる赤い液体が溢れて止まる様子がない。立つのも辛くて、グルッペンさんに倒れ込むようになってしまう。
目の前にいた彼の顔は、目を見開いて赤かった顔が真っ青になっていて。
「やっぱり、あんた吸血鬼やったんや。それなら俺らがあげたやつでさっさと死ねばよかったのに。
実に残念やわ、Aちゃん」
私たちの後ろにいたのは、強化済みの十字架と拳銃を持って冷たく微笑んでいる、オスマンさんの姿であった。
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egao(えがお)(プロフ) - おっとぉ？遂にですね！吸血鬼反対派への吸血鬼バレ！待ってました！！お？白い服に黒の蝶ネクタイ…次回はあの人登場なんですね( ＾ω＾)あと、夢主ちゃんに記憶喪失フラグ？？次回は今回とは違うドキドキだらけになる予感…？ (2021年2月28日 3時) (
レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - はやく、osドロドロにしてほしいぃぃ…僕は永遠に待ってますからね！！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - こねまるさん» ( ^o^)＜おっ楽しみにしてまーす(ﾆﾁｬｱ)。いやぁ、定期テスト終わりのこねまるさんの小説更新とか今日最高ですね！うん！今日もえtえtシーンが性癖にどストライク☆いつも更新お疲れ様です！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - ルアさん» コメントありがとうございます!!!(クソデカボイス)こんな拙い作品を楽しみにしてくれるなんて嬉しい限りです(TT) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - かみぶくろさん» コメントありがとうございます!!今日たくさん更新しますのでお楽しみに(^-^) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2020年12月2日 9時
