64話 ページ19
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2日ぶりに基地の方に帰ってきた。玄関からは一般兵が訓練しているのか色んな声が聞こえてくる。すれ違う人達は鬱さんやショッピさんの姿を見ると必ず止まってから挨拶をしていて、改めて幹部だったというのを思い出した。
2人はインカムで誰かと話していて忙しそうなので、少し寄り道をすることに。目の前には行ったことのない道があったのでそこを通ってみると、人気のない静かな場所にたどり着いた。
そこには木が1本とベンチがあるだけで、こんな場所があったんだ…とキョロキョロしてしまう。
ふとベンチの方を見ると、誰かの読みかけだと思われる結構分厚い本が置いてあった。ページの真ん中付近には紙切れが挟まれていてペラペラと捲ってみると普通のより難しい内容の本だった。
『…なにこれ、面白そう』
少し見るつもりだったのに、つい夢中になってしまい時間も気にせずに読み入ってしまった。ある偉人の論文発表をするまでの物語なのだが、奥深くて実に人間らしい言動、行動がまた面白い。
kn「＿＿＿へぇ、結構読んでるやん」
『っ！？……コネシマさんか、』
kn「ほんまに集中してたんやなぁ。ここに５分くらい前から居ったのに全然気付かへんから心配したわw」
『す、すみません…これ、コネシマさんの本だったんですね。勝手に読んじゃって申し訳ないです』
kn「気にせんでええよ。でも、Aが本を読むのは意外やったけどな」
『その言葉そのままお返しします』
kn「あーっはっはっは！よー言われるわ！」
彼は豪快に笑いながら私の隣に腰を掛けた。訓練後に来たのか汗で前髪が張りついている。それでもカッコイイんですけどね！！顔がよろしくて！ケッ！
kn「そういえば、トントンたちがAのこと探してたで？もしかして帰ってきてから顔出してへん？」
『あ。……出してないです…』
kn「お前……尖ってんなぁ！！」
ポケットに入れたインカムを見てみると、色んな色がチカチカ光っていて絶対出たら怒られるやつだと察した。その、言い訳させて欲しい。こんな面白い本があったらみんな夢中になるよね？ね？
しょうがない…素直に怒られよう。そう思いインカムに応答しようとすると、隣から手が伸びてきてそれをヒョイッと取られてしまった。
kn「まぁまぁ待て待て。」
『いや、出ないと怒られるんですけど』
kn「これから2人っきりになることなんて少ないやろうからなぁ。俺と、話でもせえへんか？」
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egao(えがお)(プロフ) - おっとぉ？遂にですね！吸血鬼反対派への吸血鬼バレ！待ってました！！お？白い服に黒の蝶ネクタイ…次回はあの人登場なんですね( ＾ω＾)あと、夢主ちゃんに記憶喪失フラグ？？次回は今回とは違うドキドキだらけになる予感…？ (2021年2月28日 3時) (
レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - はやく、osドロドロにしてほしいぃぃ…僕は永遠に待ってますからね！！ (2021年2月26日 20時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
egao(えがお)(プロフ) - こねまるさん» ( ^o^)＜おっ楽しみにしてまーす(ﾆﾁｬｱ)。いやぁ、定期テスト終わりのこねまるさんの小説更新とか今日最高ですね！うん！今日もえtえtシーンが性癖にどストライク☆いつも更新お疲れ様です！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 3e3460a7ff (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - ルアさん» コメントありがとうございます!!!(クソデカボイス)こんな拙い作品を楽しみにしてくれるなんて嬉しい限りです(TT) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
こねまる(プロフ) - かみぶくろさん» コメントありがとうございます!!今日たくさん更新しますのでお楽しみに(^-^) (2021年2月26日 16時) (レス) id: 02de4baf3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2020年12月2日 9時
