強い味方 nb×sk ページ31
nb side(学生パロ)
特にやりたくて入った訳じゃないけど
やる事もないし、
自分が好きな時に顔出して
程よく身体を動かせればいいか
位の気持ちで始めたバスケは
当たり前だけど
たいして上手くもならなくて
試合にも出れないから
そもそも試合に行く事もなくて…
でも流石に最後の試合だし
たまたま自分の学校であるし
観に行くだけ行ってみようと
体育館を覗く。
どう見たってボロ負けの試合。
逆転なんて到底無理なのに
ガムシャラに走るチームメイトをみて
胸がギュッと苦しくなる。
「バカじゃん…」
そう呟いてやっぱり帰ろうとした時に
後ろから背中を押される。
「センセー！！翔太来たよ！！」
大声で監督を呼ぶのは
同じクラスの佐久間。
「お…おい！佐久間！！」
ギュー！ギュー！と後ろから俺の背中を押す
佐久間を注意するけど
佐久間は全然引いてくれなくて
「だって…翔太、本当は皆んなと試合したいんでしょ？翔太、夕方の練習は出来てなかったけど、朝練はちゃんと行ってたでしょ？」
「それは！女バレが朝練してたからで！！」
そう、俺がバスケ部に入ったのだって
隣で女バレが練習するって知ったからで
朝練だって女バレが練習してる日しか行かなかったし…
「最初はそうだったかもしれないけど…俺、知ってるもん！翔太、女バレなんか見てなくて必死に練習してた事…それに、翔太はやればできる子だって！」
はぁー…
結局、佐久間にはお見通しってことか
理由はどうであれ
皆んなと一緒に試合をするのは楽しくて
途中から夢中になって練習してたのも事実。
「渡辺。出れるか？」
気づいたら目の前に居た監督にそう言われて
「俺でよければ…」
と返していた。
初めて上がった試合中のコートは
いつもの練習と違って
ピリピリと緊張感が漂ってる。
どうやらうちのチームは怪我人が出て
その代わりに俺が出る事になったんだけど…
明らかに期待されてないのも感じる。
そんな中に1人だけ馬鹿でかい声で
「翔太ぁぁぁ！！！頑張れぇぇぇぇ！！！」
と応援するヤツが居て
俺が感じていた、緊張感や不安は吹き飛んでいく。
「アイツ…バカだなぁ笑」
敵チームにもクスクス笑われて
それでも俺の事応援してくれる佐久間のために
俺も少しはカッコいいとこ見せますか…！！
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Winter(プロフ) - めぐみみさん» 初めまして！コメントありがとうございます。あべさくの話を気に入ってもらえたみたいで嬉しいです！次回は移行するので少し更新が遅くなるかと思いますが、今後もよろしくお願いします！ (2021年6月28日 23時) (
レス) id: 5bab791344 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - 初めまして。あべさくのお話のみですが、読ませて頂きました。どのお話も素敵ですが、千年続く恋が最初は切なくて最後に幸せになるっていうところがすごく好きだなと思いました！更新するのは大変だと思いますが、これからも頑張って下さいね。 (2021年6月28日 21時) (レス) id: c5a5d8f319 (このIDを非表示/違反報告)
Winter(プロフ) - シナモン党のチュロスさん» 初めまして！コメントありがとうございます！いわふかって独特の雰囲気ありますよね！あれ、好きです！亀更新かもしれませんが、これからもよろしくお願いします！ (2021年1月22日 15時) (レス) id: 5bab791344 (このIDを非表示/違反報告)
シナモン党のチュロス(プロフ) - 今回もいわふか最高です！今回初コメだと思うんですけど、なかなかコメントをしなくてすみません_(..)_ でも毎回読むたび面白いです！これからも頑張ってください。応援してます！ (2021年1月22日 12時) (レス) id: 0a35a9288e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：winter | 作成日時：2021年1月21日 22時
