宝物3【平野紫耀】 (ページ8)

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どれくらいの時間が過ぎたのだろうか

紫「A〜。そろそろ起きて〜♡」

耳元で聞こえた優しい声に少しずつ意識が戻ってくる

トクントクンと心地よい振動を感じて、さらさらと頭を撫でてくれる暖かい温もりにも気が付く

紫「このままで居てくれても全然えぇけど。ひゃひゃｯ」

「んっ……？ふぇぇｯ……！？////

ごっ、ごめん！！！」

いつの間にか紫耀の胸に全身を預けて眠っていたようで慌てて身体を離そうとする、、、

「んぇ……っ！？

しょｯ、しょお！？！？/////」

が、離れない。

紫「んー、あかん。離したくない〜(笑)」

身体を預けていただけではなく、紫耀に抱きしめられていたようで、
腕の力を弱めてもらえないどころか、私の頭に顔を埋めてスリスリしはじめた。

「もっ……/////しょお、はなしてぇ……/////」

あまりの恥ずかしさに早く離して欲しくて、紫耀の胸をトントンと叩く

紫「しゃーない(笑)はいっ♡」

案外すんなり離して貰えた、、、と思ったら力を緩めただけで、離しては貰えないらしく、
今度は見つめ合う形になってしまった。
しかし、抱きしめられるよりもこちらの方が恥ずかしいことに気付いた。

目線を逸らそうとしても、紫耀は満面の笑みを浮かべて顔を覗き込んでくる。

「ね、、、しょお……ちかい/////」

まだぼんやりとした頭に、キラキラ笑顔を浮かべる紫耀は眩しすぎてクラクラしそうだった

このアイドルスマイルは心臓に悪い。