宝物3【平野紫耀】 (ページ45)

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そしてついにその時が来た。

全員で円陣を組んで気合い入れ。
なにきん、キンカンと、それぞれ集まってまた気合い入れをして暗闇の中へとスタンバイした。

出るまではやっぱり緊張する。ふぅ、と一呼吸。

やれるだけのことはやってきたから後は自分が楽しんで、みんなを楽しませることだけを考えよう。

目を瞑っていると、誰かに手を握られる。

この手の温もりは、もう暗闇でも分かる。

紫「A！！大丈夫。楽しもうな！

これからもずっとずっとよろしく！！

最高のスタートにしよ！」

周囲のざわつきにに紛れないように、ちゃんと届くように耳元で声をかけてくる。

すぐに、私も紫耀に近付いて返事をした。

「紫耀……///ありがと♪︎

こちらこそ、これからもよろしくね！」

紫耀の手を握り返すと、頷きを返してくれてイヤモニを付けながら紫耀も自分の立ち位置へと向かっていった。

その後ろ姿がカッコよすぎて、目が離せない。

紫耀はほんとにいつも自分のことを気にかけてくれる。

そんなカッコよくて優しい紫耀に、ちゃんと恩返ししたいな。

これからも、一緒にいいものを作りたい。

紫耀のおかげで、自分の目標とするものがブレずにまっすぐ見える。

紫耀についていけば全然大丈夫だと思わせてくれる何かがある。

それは紫耀自身が、しっかり考えて目標を持ってそれを実行いているからだろうと思う。

紫耀、負けないからね！(笑)

最高のスタートにするから！！♪︎