宝物3【平野紫耀】 (ページ41)

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そんなことをぐるぐる考えていると

楽屋のドアをノックする音が聞こえる

ｺﾝｺﾝｯ

「ん？はーい！どーぞー！！」

ｶﾞﾁｬｯ

紫「A〜！お邪魔しに来た(笑)」

「紫耀だっ♪︎」

紫「向こううるさいから逃げてきた(笑)

Aも来ないしさーーー(拗)」

座っている私を後ろからハグして甘えた声を出す紫耀。
こんなのも、私のスタッフさん達には見慣れた光景だから何も言わない。

『メンバーと仲良いよね〜、特に紫耀くんね♡
Aのことめちゃくちゃ気に入ってるもんね♡』
ぐらいにしか思ってないらしい(笑)

なにきんメンバーは、私の楽屋に遊びに？避難しに？(笑)来ることも多いし。

紫「ん？A手震えてるじゃん。大丈夫？」

そっと私の手を握ってくれるあったかい紫耀の手。

紫「緊張する？？まぁ、するよね。

俺も最初はさすがにガタガタだったもん(笑)

今はぜーんぜんだけどね。

あ、でも今日はちょっと緊張してるかも(笑)Aの初披露だし♪︎

落ち着かないからAのとこに来たってのが本音(笑)」

私の緊張を解すように和むように優しく、なんてことないよと明るく話をしてくれる紫耀。

さらっとこんなことをやってのけちゃうんだもんなぁ。ずるいよー////