宝物3【平野紫耀】 (ページ5)

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「ふふっ、いいよ。さすがに段ボールも片付けたし。

それで紫耀が眠れるなら。狭いけどいい？」

「ぜんっぜん。むしろ狭い方がくっつけるし……(笑)」

「んー？なんて？(笑)」

声が小さかったのか聞こえなかったらしい。良かった。

「なんでもな〜い。

じゃあ、一緒に帰ろうね。約束。」

「うん♪」

こんな下心丸出しの男を簡単に入れちゃダメだよA(笑)

もっと危機感持たなきゃ。俺だからいいけど←

Aは俺のことどう思ってんだろうな？

こんな簡単に家に入れるなんて、弟みたいにしか思ってないのかな？

男として見られてないのかもな。いっつも『紫耀可愛い』って言われるもんな。『かっこいい』って言え！！(笑)

気になる。聞きたい。けど、まだ聞きたくない。

まだ知らなくていい。知ったら何かが変わってしまいそうで、、、

Aに拒否られた日には、立ち直れないと思う(笑)しばらく出勤拒否させてもらうわw

今はまだこのままでいいけど、着実に美羽に近付いておきたい。

誰も俺らの間に入れないくらい。

これから名前が売れていくと悪い虫もいっぱい寄ってくるはずだから、

今のうちに『俺のAだから』ってことを広めておきたい。

告白はしないのに引き止めておきたいなんてずるいかもしれないけど、

今の俺にはこれで精一杯(笑)

そんなことを考えていると、いつの間にか意識が遠のいていたようだ