宝物3【平野紫耀】 (ページ11)

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紫「見て、これ(笑)」

はいっ、とメモ紙を見せてくる

「手紙？？誰から？？」

それを受け取って目を通す

『幸せそうな紫耀王子＆A姫へ

目が覚めましたかー？？
お疲れの2人が爆睡やったんで、起こすのは可哀想だと思い、先に帰ることにしました。

心配性な2人は練習してから帰るとか言いそうやけど、2人とも今日の振りは完璧やから大丈夫やで！！起きたらはよ帰って寝なさい！！
君たちには練習より睡眠のが大事です。

んじゃ、また明日な〜♡♡♡♡♡♡

優しいお兄様柊真様＆ジーコ様より』

「優しいお兄様……ww王子？姫？(笑)

なにこれwW

てか、残ろうとしてたのバレてる(笑)」

紫「さすがよなw

まぁ完璧や、言うてくれてるし今日は帰ろ！

心配かけたらあかんし。

それに、せっかくやからAの家を堪能せんと！！

結構寝てしまったっぽいから外暗いで！！(笑)」

1度ギューッと抱きしめる力を込められ、ようやく離して貰えた。

紫「A！！はよ帰る準備しよ！！！

Aの家におれる時間なくなってまう！！！」

急いで荷物を取りに走っていく紫耀を目で追いかける。

「…………もう////

紫耀って天然人たらしなのかなぁ？？？////
やばい……////」

紫耀の言動にドキドキさせられる美羽は、
顔を真っ赤にしながらもその言動は性格上のものだろうと思い、奥に秘めた紫耀の気持ちまでは気付いていなかった。