第16話 トサカヘッドと黒髪ストレート ページ18
「あの、すいません」
『はい？』
トントンと肩を叩かれ振り向くと知らない顔
えっと、迷子？いやいい歳した人に迷子は可笑しいか
そんなことを思ってると声をかけてきた人は段々と顔を赤くして目線を泳がせ始めた。
そうだ私顔面国宝だった()
「その、稲荷崎の試合が見たくてですね、えっと」
『そうなんですか！お兄さん運が良いですよ、私稲荷崎のマネージャーなので！案内しますね』
「あり、がとうございます」
相変わらず目を合わせてくれない黒髪のお兄さん、後ろにはセンター分けの人
いたの気付かなかった……よしここは私のお得意コミュニケーションで！
『お兄さん背高いですね、何かやってるんですか？』
「え、あ、バレーやってます。たまたま全国大会が休日だったんで幼馴染と見に来ました、な、研磨」
研磨と呼ばれた人物はビクッと肩を震わせた後に「うん」と小さく返事をした
この人もバレーやるんだ………人は見かけによらないな
『バレー部って事ですよね？高校は…』
「音駒高校です。お姉さん稲荷崎なのに関西弁じゃないんですね」
『私出身は宮城で、あ、今更ですけど、稲荷崎男子バレー部マネージャーしてます、1年向坂Aです』
「え、一個下、？あーと音駒高校2年黒尾鉄朗デス。でこっちは……向坂さんと同い年の孤爪研磨」
因みにセッター、と付け加える黒尾さんは何故だか得意気。小柄だし頭のキレるセッターなのかな？
戦ったら面白そう、なんて
『よろしくね孤爪くん』
「……え……う、うん」
んーー結構な人見知り、手強い、孤爪くん
そんなことを思ってると着いた稲荷崎応援席
あ、やべ、倫くんたちこっちめっちゃ見てる、怖っ
『じゃあ私は行きますね！』
コートに走り出す準備をする
流石に倫くんたちにかまってる暇は無い
「ありがとうな」
黒尾さんは片手をあげて、孤爪くんはぺこりと頭を軽く下げた。いや、いい子！私、感動！！
『いえ！それと今の稲荷崎も強いですけど私達1年の代が入ったら、超強くなるのでそれも良かったら見てくださいね！あわよくば戦いましょう！！あと！次話す時は目合わせてくださいね、2人とも！！』
そう叫んで私はコートに向かう
いつ会うか分かんないけどその時までサヨウナラッッ！
━━━━━
「すっげえ可愛かったな」
「…うん、まあ」
「照れんなよ！」
「うるさい」
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ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月14日 17時) (
レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - はぁ！？好きだよ！(キレ気味)稲荷崎では角名が推しだよ！ありがとうございます！更新頑張って！楽しみに待ってるから！ (2020年10月27日 16時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
あお - …最高でやばいですね。（語彙力！！）好きです。更新楽しみにしてます。 (2020年8月21日 13時) (レス) id: 010bc01c29 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - え、最高。ずっと笑ってたんですが。作者さんは私のハートを撃ち抜きました。この罪は重いですよ！？(真顔) 好きです。結婚してください。(唐突) 治最推しの私には刺激強すぎま(((鼻血 更新楽しみにしてます！！ (2020年8月16日 16時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 話が面白すぎてすぐに高評価を押しました笑わたし角名くん推しなので物語の視点が角名くんっていうのがもう最高すぎだし角名くんとの絡みも最高すぎますよ作者様！！((語彙力。これからも応援しています！！頑張ってください！ (2020年8月12日 19時) (レス) id: c0c24767cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも缶 x他1人 | 作成日時：2020年8月5日 22時
