僕の手を握って笑ってよ〜韓国編1〜【BTS】 (ページ42)

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19-2 甘酸っぱいキスページ42

テヒョンの掌がチカの頬を触れる。

TH「ねぇ…名前で呼んでもいい？」

チカ「ん？名前？…いいよ」

TH「…チカ…」

チカ「うん…恥ずかしい」

照れながらも嬉しそうに返事をするチカ。

TH「ねぇ、チカ…、ずっとソウルにいて欲しいな」

メンバー達にも言われていた言葉だが、テヒョンに言われて初めて胸がキュッとなった。

チカは、テヒョンの肩にちょこんと頭を寄せると、

チカ「うん…帰りたくない…」

と呟いた。

メンバー達と楽しく過ごしている中でも、いつもテヒョンは心配してくれて、寄り添ってくれて、ずっとチカを気にかけてくれていて。

チカ「ずっと、ずっと、テヒョンの側にいたい…」

TH「うん…」

少しの間、静かになったかと思うと、

TH「ねぇ、さっきの続きしてもいい？」

テヒョンが悪戯っぽくそう言う。

チカはクスッと笑って、

チカ「いいよ…」

少し甘酸っぱい味のするキスに酔いしれる二人。

TH「ねぇ…」

そう言ってベッドのある部屋の方へ視線をうつすテヒョン。