16-2 ドライブデート ページ34
地下の駐車場へ行くと、ジョングクの車が止まっていた。
ちか「ジョングクの車で出かけるの?」
JK「そうだよ。今日は僕の車でドライブデートだよ」
ちか「本当に？すごく素敵だけど…大丈夫かな」
パパラッチのことを心配しているチカ。
JK「全然大丈夫だよ。ホビヒョンと買い物行った時だって大丈夫だったじゃん」
ちか「うん、そうだけど」
大丈夫と言われても、あまり納得出来ないが…。
JK「街の中は後ろのシートに座ってね」
ちか「うん、わかった」
ジョングクに連れて来られたのは、ちょっと高級そうな焼肉店。
JK「ヌナ、お肉は好きですか？」
チカ「うん、大好き」
JK「ここの店は、オススメです。って言ってもいつもヒョン達にご馳走になってるんだけどね」
メンバー達ともよく来るようだ。
ジョングク自身がこだわりの焼き加減で切り分けまでしてくれる。
チカ「さすが、黄金マンネ。何やっても様になるね」
ジョングクは、照れながら、
JK「どうぞ」
と、チカに取り分ける。
チカ「ん〜、美味しい」
勧められるままに食べ、締めの冷麺までしっかりと平らげて、満腹なチカ。
チカ「お腹いっぱいです。ご馳走様でした」
チカが手を合わせて頭を下げると、ジョングクは満面の笑み。
JK「うん。じゃ、行こうか」
と次の目的地へと移動する。
チカ「あぁ、本当に韓国にいる間に太りそうだよ」
JK「もう少し太ってる方が僕は好みだけど」
チカ「ん？ジョングクの好み？」
JK「顎の下とか、二の腕とか、もう少しポチャッとしてた方が、触り心地いいんだよね〜」
独り言の様に小さな声でそう言う。
チカ「え？何？」
JK「ん〜、なんでもないよ。まぁ、それはおいといて、食後の運動にソウルタワーで夜景でも見ますか？」
チカ「え？本当にソウルタワーに連れて行ってくれるの？」
JK「うん」
ケーブルカーで南山の山頂まで登ると、すぐにNソウルタワーの入り口にたどり着く。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
